学校に蔓延る奇妙なしきたり

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学校に蔓延る奇妙なしきたり

  • 齋藤 浩【著】
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  • 草思社(2024/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794227553
  • NDC分類 374
  • Cコード C0037

出版社内容情報

《学校は深く考えない構成員を好むから、教員の誰かが「ランドセルで登校というのは校則には規定がないのに、どうして一年生は高価なランドセルを購入するのですか」
 職員会議でそう質問でもしようものなら、即座に煙たがられる存在になるだろう。学校は波風を立てないことを至上の価値としているので、学校のしきたりに疑問を呈する者は異物と見なされることは間違いない。》 
本書より

▼ランドセルの強制 ▼他クラスへの出入り禁止
▼移動するときは身長順に整列 ▼学区外で遊ぶのはNG
▼貴重な授業時間をつぶして運動会の練習
▼生徒も教員もなるべく地味な格好をすべし……

日本の学校はなぜ、「謎ルール」だらけなのだろうか?
前例踏襲・事なかれ主義が蔓延し、思考停止に陥っている学校の実態を
ベテラン教師が自身の経験をまじえてつづる。
学校の在り方をラディカルに問い直す勇気ある提言の書!


●「はじめに」より
《残念ながら教員の側も、あきらめてしまっているところがある。
「何とか回っているんだから、このままでいいんじゃないですか」
 こんなことを言う同僚もいた。たしかに、回っているようには見える。ただ、回っていると言っても、子どもたちの成長に本当に寄与しているかを無視したうえでの話である。
 学校が社会の流れから取り残されていく現状に、「ムラ社会」と化した学校の構成員は気づいていない。みんなが狭い範囲での当事者になりすぎて、俯瞰的に見ることができずにいる。
 本来なら、もっともグローバルな視点で運営されるべき場所である学校が、小さなムラ社会の理論にからみとられて機能不全を起こしているのだ。そして、学校というムラの中だけで通用する文化や価値観は、これからの社会ではまったく通用しない。このままでいいはずはないのだ。》

内容説明

日本の学校はなぜ、「謎ルール」だらけなのか?ランドセルの強制。移動するときは必ず整列。他クラスへの出入り禁止。旧態依然とした「しきたり」を守って、本来の役割を果たせなくなっている学校の窮状を、ベテラン教師が真率につづる。

目次

第1章 校則より多い不文律
第2章 思考停止のためのシステム
第3章 変化することへの恐怖
第4章 前例踏襲主義の呪縛
第5章 学校行事に時間をかける理由
第6章 なぜ序列化したがるのか
第7章 出でよ、異端教員

著者等紹介

齋藤浩[サイトウヒロシ]
1963(昭和38)年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部初等国語科卒業。佛教大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。現在、神奈川県内公立小学校児童支援専任教諭。佛教大学研究員、日本獣医生命科学大学非常勤講師を歴任。日本国語教育学会、日本生涯教育学会会員。2024年10月財務大臣表彰を受彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

103
猛烈な勢いで進む教育改革、本書に示され述べられる、これまでよしとしてきた「学校の当たり前」への疑問視や、「仕方がない」への捉え直しが進展していることは確か。"未だ昭和を引きずり、平成に佇む"ような教員も、ゼロとは言わないがそこへメスを入れてきたのが令和の学校改革かもしれない。今後も絶えざるアップデートも必要だろうが、これまでを全否定すればよいという「令和の『文化大革命』」になってもいけない。子供たちの10年度20年度を考えた議論と省察が、子どもたちの"先"を"生"きる先生にとっての至上命題となるのだろう。2025/04/16

チャッピー

33
公立小学校の現状。なぜ必要なのかわからない校則や規則ではないのに従わなければならない不文律。生徒要望があっても何も変わらないのに教育委員会からの風向きが変わると手のひら返し。出る杭は打たれる。改革しようとする先生は排除され、事勿れ主義でいることが続く秘訣。学ぶ生徒にとっても、働く先生にとっても牢獄みたいなところだな。2025/02/17

Asakura Arata

6
この本を読むと、なぜ学校の先生のなり手がなくなっているというのかがよくわかる。また、常に教え子やその両親を怖がっているので、メンタルがやられてしまうことも多いだろう。そんなところで学ぶ子供たちが今後の日本を背負っていけるはずもないな。むしろ学校に適応しない子の方が見込みがあるのだろうな。2025/02/06

ユウ

1
現役小学校教諭が学校の現状について切実に語る一冊。子どもの将来・未来を見据えた教育・学校作りはできず、保護者や文科省などの外圧によってしか変わらない学校や、同調圧力の強い学校内部を鋭く批判する。個性・独創性が重視されていく現代に生きていく力を身に付ける場所は、もはや学校ではないのだろうかと悲しい思いを持ってしまう。学校の変革が文科省主導にせよ、なされていくこと、そして教員が守られる将来が到来することを祈るばかりである。2025/01/06

kt

1
ここでいう「学校」は公立学校というくくりの話として、確かに言いたいことはわかる。客観的な事例が弱く、伝聞レベルな書きぶりで具体的にどうするのかというところが、個人の感想レベルでしかない感じ。2025/01/03

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