出版社内容情報
バタフライガーデンとは美しい花や植物を植え、それを目当てに来るチョウや
昆虫を観察して楽しむナチュラルガーデンのことである。
イギリスの生物学者ミリアム・ロスチャイルドが唱えたガーデニングの方法の一種で、
吸蜜や食草として特定の花を求めてくる蝶の好む植物・花を植えて
受粉・吸蜜の循環的生命の流れを作り出す環境にやさしい庭造りの考えでありその推奨である。
アゲハ蝶類はミカンや柑橘類を好んで食草として卵を産み付けるから
庭にはそういう植物を植えてみようとかヒャクニチソウ、ムシトリナデシコ、アザミなど
蝶の好きな花を季節ごとに植えて、四季の庭園を美しく作る法、ベランダではどうすればいいか、
チョウの好きな花の色は赤か青か、など昆虫写真家の著者が自分の庭を作りながら
撮った花と蝶の写真を満載した図鑑形式の園芸入門書。
花200種、朝120種を収めた園芸・昆虫マニアの必読書。すべての自然を愛する人へ。
内容説明
バタフライガーデンはイギリス由来のナチュラルガーデンで、自然を生かし、吸蜜源植物や食草を植えて蝶や昆虫を呼ぶように作られた庭のこと。著者は長野県小諸に作った自分の庭に園芸種を中心に200種の花を植え、130種の蝶を呼ぶことができた。春から秋までの季節の中でどんな花にどんな蝶が来たか。美しい花と蝶の図鑑式入門書。
目次
バタフライガーデン春(タンポポ―たっぷりの蜜にやってくるシロチョウ科の仲間たち;カタクリ―集客力はやや劣るが日周運動が面白い ほか)
バタフライガーデン初夏(ムシトリナデシコ―初夏のバタフライガーデンの主役;アメリカナデシコ/カワラナデシコ―チョウがとても好むが、ムシトリナデシコにはかなわない ほか)
バタフライガーデン夏(イケマ―キバネセセリはイケマの蜜が大好き;ノコギリソウ―チョウも来るが花そのものを楽しみたい ほか)
バタフライガーデン秋(オミナエシ―シロチョウの仲間などに好まれる;オトコエシ―タテハチョウやヒョウモンチョウの仲間に好まれる ほか)
著者等紹介
海野和男[ウンノカズオ]
1947年東京生まれ。昆虫の魅力にとりつかれ、少年時代は蝶の採集や観察に明け暮れる。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学び、卒業後、昆虫を中心とする自然写真家の道に進む。著書『昆虫の擬態』(平凡社)は1994年、日本写真協会年度賞受賞。日本自然科学写真協会会長、日本動物行動学会会員など。海野和男写真事務所主宰。1990年に長野県小諸市にアトリエを構え、バタフライガーデンを作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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