内容説明
明治後期から昭和戦前期の百貨店業の成立過程を明らかにする、日本における百貨店の源流―勃興していった日本百貨店業の全体像を把握。徹底した百貨店業研究の網羅的文献一覧付き。
目次
問題意識と課題
第1部 呉服店の百貨店化と経営革新(明治期における百貨店の創業と営業展開―日比翁助と三越の成立;呉服系百貨店の成立期における経営動向―三越の戦略転換と高島屋による追随;明治・大正期における百貨店の多店舗体制の確立―伊藤祐民と松坂屋の成立;大正・昭和期における伝統呉服店の百貨店化―下村正太郎と大丸の成立)
第2部 ターミナルデパートの誕生と日本百貨店業の成立(昭和初期における百貨店の立地展開―小林一三と阪急百貨店の成立;昭和初期における新興百貨店の生成―小菅丹治と伊勢丹の成立;昭和戦前期における地方百貨店の勃興と百貨店業の成立―中牟田喜兵衛と岩田屋の成立)
総括と展望
著者等紹介
末田智樹[スエタトモキ]
1967年福岡県に生まれる。1990年福岡大学商学部商学科卒業。1995年福岡大学大学院商学研究科博士課程後期満期退学、企業勤務をへて、2003年佐賀大学大学院経済学研究科修士課程修了。2006年岡山大学大学院文化科学研究科博士課程修了。中部大学人文学部助手、講師をへて、現在、中部大学人文学部准教授。博士(経済学/岡山大学)、博士(学術/昭和女子大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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