草思社文庫<br> スイカのタネはなぜ散らばっているのか―タネたちのすごい戦略

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草思社文庫
スイカのタネはなぜ散らばっているのか―タネたちのすごい戦略

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794224545
  • NDC分類 471.1
  • Cコード C0145

出版社内容情報

綿毛で上空1000mを浮遊するタネ、時速200km超で実から噴射されるタネ…タネたちの生き残り戦略を美しい細密画と楽しむ。

内容説明

植物の生き残り戦略とは、つまるところ、「タネをいかに拡散するか」である。植物は移動できないが、タネは移動できる。綿毛で上空1000mを浮遊するタネ、時速200km超で実から噴射されるタネ、数千年後でも発芽可能なタネ…。台所で捨てられるスイカやリンゴのタネにも、子孫繁栄のための秘密がある。さあ、タネの不思議な世界をのぞいてみよう。美しい細密画、多数収載。

目次

風で旅するタネの話
動物に運ばれるタネの話
まかれるタネの話
まかれないタネの話
時を超えるタネの話
食べられるタネの話
豆と呼ばれるタネの話
芽生えで食べられるタネの話
油を取るタネの話
果物のタネの話
野菜のタネの話
植物にとって種子とは何か?
すごい種子

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院農学研究科教授。農学博士。専門は雑草生態学。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省に入省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現職

西本眞理子[ニシモトマリコ]
1955年兵庫県生まれ。日本植物画倶楽部会員。神戸大学教育学研究科修士課程修了(美術科教育)。兵庫県内の小中学校教諭を経て、現在は公民館、植物園等で植物画を教える。植物画入門書、塗り絵、スクラッチアートなど、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

108
野菜や果物のタネは食べる上では面倒なもの。タイトルのスイカなど多いものはなおさらだ。スイカのタネを食べると虫垂炎になると子供の頃言われたが根拠のないこと。それを信じてたまたま飲み込んだ友達は真剣に悩んだことを覚えている。植物のタネによる子孫を残す戦略、読んでゆくとうまく出来ていることに感心、そしてタネをじっくり見たこともないこと(大麦、小麦)にも気づく。精緻で美しい挿絵とともに楽しめる1冊だった。図書館本2022/05/10

Aya Murakami

72
図書館本。ハードカバーで読む。 いろいろなタネ。貧乏になるとぺんぺん草が生えるというのは貧乏草ハルジオンのことっぽい。上空1000mを飛ぶ草の種はオドロキ!ヒメジオンではないですが、近所の空き地にこれまたキク科のホソバアキノノゲシが綿毛をつけまくっています。2023/11/26

へくとぱすかる

70
身近な植物がほとんどだけど、案外その生活やふえ方には知らなかったことが多い。人間は植物をコントロールして利用していると思っているけれど、植物のほうが上手だと感じる例もけっこうあると思った。タイトルにもあるスイカは、あんなに大きいのにも理由があって、人間はスイカを食べやすくしたくて、ちょっと工夫をしてしまった。しかしやっぱりスイカの方が一枚上でした。タネひとつとっても、それぞれ形や大きさ、中身に理由があることに、改めてびっくり。生きていくのって、植物にしたって大変なんだということ。2021/12/16

saga

63
植物が環境に適応するために進化したことが理解できる。身近な植物として、園芸植物が多く選ばれている。本書の題名に使われているスイカもそうだ。著者は農学博士だが、読者に伝える文章は分りやすい。2017年に上梓された本書が、2021年にも内容を変える必要がなく文庫化されたのも、人間の年月の尺度では計り知れない植物の進化の賜物だろう。2021/09/22

ホークス

48
元本は2017年刊。すごい種子の話がいっぱい。挿絵も細かい。菱形という言葉は二本角のヒシの実が由来。栄養豊富で、菱餅も本来ヒシが原料。四本角のオニビシは忍者のマキビシ。チューリップが咲くのに種からだと6年かかる。だから球根を使うけど品種改良は種から。スイカは乾燥地帯で水分の多い実をつける。獣が種子ごと食べるよう果肉に散らし、排泄で分布を拡げる。ひっつき虫の超強力版がライオンゴロシ。すごい棘で獣の口に刺さって餓死させる。ベルセルクのドラゴンころしみたい。カフェイン、柿渋、大根の辛味など、防衛物質や毒は幅広い2021/05/22

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