出版社内容情報
英語がダメ、でも僕の悩みはそれだけじゃない。
養鶏を営む近郊農家の息子・洋介が、中学に入学し見慣れぬ生活に戸惑いながら成長する姿を、生活感溢れる描写でおった青春ストーリー。
養鶏を営む近郊農家のひとり息子・洋介が、町の中学校に入学して、新しい生活に戸惑い悩みなから成長していく姿を、生活感あふれる描写で追った青春ストーリー。
▼洋介は、中学になって、勉強ことに英語ができない自分に焦りを感じる。授業についていけないだけではなく、毎日の学校生活の中でことあるごとに、小学生の頃には感じなかったサラリーマン家庭との生活感の違いも痛切に感じていた。そんな落ちこぼれかけた洋介を見かねて、クラスメイトの智子が「英語を教えてあげる」と手をさしのべてくれる。半信半疑のまま始めた英語の特訓だったが、智子のおかげでなんとか英語は克服できた。しかしその一方で、農家としてどう生き残っていったらいいか……という難問をも、両親と共に考えざるを得ない現実が洋介にのしかかっていた。
▼現代の農業の問題や、中学生の勉強の悩み、いじめ、恋などをうきぼりにした作者渾身の感動作。
●春
●夏
●秋
●冬
内容説明
なぜなんだ。…英語がわからない。なぜなんだ。…オレを見つめるみんなの目がキツイ。英語とニワトリに悩まされながら、洋介の中学生活は、がむしゃらに過ぎていった。小学上級以上。
著者等紹介
宮根宏明[ミヤネヒロアキ]
岡山県生まれ。笠岡高校中退。海技大学校卒業。「季節風」同人。『ぼくと英語とニワトリと』が処女出版。現在、倉敷市在住
横松桃子[ヨコマツモモコ]
栃木県生まれ。女子美術大学芸術学部卒業
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