「うつ」は炎症で起きる

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり

「うつ」は炎症で起きる

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 05時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794223944
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0047

出版社内容情報

うつ病になるのは「心」のせいだけじゃなかった。
精神医学の世界的権威が最新理論をわかりやすく解説。

数十年にわたり進展がほとんどなかったうつ病研究に、いま、革命が起きている。
もっぱら「心」と「脳」の病気と考えられていたうつ病が、実は身体の炎症に原因があるという証拠が次々と挙がっているのだ。
社会的ストレスから発症するうつ病も、ストレスによって炎症が起こることが原因と考えられる。
近い将来、精神科医はうつ病の診断に炎症を調べる血液検査が使うようになり、
検査結果からその患者に最適の抗炎症薬や免疫療法を選択して処方するようになるかもしれない。
既存の抗うつ薬で効果がなかった患者に、救いがもたらされる可能性は大きい。
数多くの人々を苦しめる病気の治療に見えてきた、革命的進展の兆しと将来への展望を、世界的権威がわかりやすく解説する。

<内容より>
●幼少期に炎症マーカーが高いと成人後うつになりやすい
●肝炎の免疫療法で人工的に炎症を起こすと3分の1の人がうつになる
●ストレスが高まると炎症が起きて、うつになりやすくなる
●肥満・歯周病・免疫疾患などによる炎症はうつのリスクを高める
●慢性炎症を治療すると併発していたうつ症状も消える例が多い

内容説明

「心」だけが原因ではなかった。うつ治療に起きつつある革命を、世界的権威がわかりやすく解説。

目次

第1章 うつ病に関するまったく新しい考え方
第2章 免疫系とは何か、何をしているのか
第3章 炎症とうつの関係が無視された理由
第4章 医学はうつ病をどう扱ってきたか
第5章 どのようにうつは炎症で起きるか
第6章 なぜ免疫系はうつ病を起こさせるのか
第7章 これでうつ病治療は変わるのか

著者等紹介

ブルモア,エドワード[ブルモア,エドワード] [Bullmore,Edward]
ケンブリッジ大学の精神医学科長および臨床神経科学学科のウルフソン脳イメージングセンター長。ケンブリッジシャー&ピーターバラNHSファウンデーション・トラストの精神科の名誉専門医、および研究開発部部長でもある。文学士、医学士、博士、王立内科医協会員、王立精神医学会員、イギリス医学院会員。オックスフォード大学を経て、ロンドンの聖バーソロミュー病院で医学を学ぶ。香港大学で内科医として勤務した後、ロンドンのセントジョージ病院、王立ベスレム病院、モーズレイ病院で精神科医としての教育を受け、キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学研究所で臨床科学者としての教育を受ける。1999年より、ケンブリッジ大学精神学科教授。2005年から、グラクソ・スミスクラインで非常勤講師をしており、現在、うつ病のための新たな抗炎症薬の開発のために産学協同体を率いている。神経科学およびメンタルヘルス分野の世界的エキスパートである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

11
数百年後の現代の医療現場にさえ、こんなも深い影響を与えているデカルト先生偉すぎる。自他の区別を細胞のレベルで行い、有害な「他者」を攻撃するメカニズムが免疫であるのだとしたら、まさに「我免疫によって炎症を起こす、故に我あり」である。2019/08/13

FuSa

9
神経免疫学分野の発展とその新しい知見を生かした医療の発展、企業の柔軟な対応を切に願います。2021/05/05

Roko

9
肥満・歯周病・免疫疾患などによって身体のどこかに炎症が発生し、それが「うつ」を引き起こすのだという理論は実に画期的なのです。たとえば歯周病の場合、歯科医へ行くべき症状であるということは誰しも理解しますが、歯周病が原因となる炎症によって「うつ」になるとは、これまで誰も考えなかったのです。幻覚、幻聴、妄想などは典型的精神の病です。認知症の患者にもこういった症状が現れることがあります。これらの原因は脳の機能の問題と考えられがちでしたが、実は違っているのかもしれません。身体のどこかの炎症が原因なのかもしれません。2019/08/09

GASHOW

7
うつは、あらゆることにやる気をもつことができない症状だ。現代病と考える人がほとんどだと思う。進化を乗り越えてきた人類のプログラムだと考えられる人はまあいないと思う。医学の進歩はこの100年の出来事で、怪我や食あたりや寄生虫などあらゆることの防御は、炎症反応だ。炎症が体内にあることでうつのスイッチがはいると、具合が悪い人間をじっとさせて回復をまったり、集団から距離を置き病気の蔓延をふせいだり、悲観的になって、集団から置いてきぼりをされるのをふせぐ効果があったという。臓器損傷のサインにもなっている。2019/08/06

スキッピー

5
★★★★☆ 内容はだいたい表題のとおり。うつ病の治療史や免疫についても分かりやすくまとめられている。関節リウマチ治療薬を点滴された人がハイになるという話は興味深い。2019/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13739872
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。