草思社文庫<br> 果てなき渇望―ボディビルに憑かれた人々

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草思社文庫
果てなき渇望―ボディビルに憑かれた人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794219039
  • NDC分類 781.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

仕事も家族も犠牲にし、禁止薬物に手を出してまで、なぜボディ・ビルダーたちは異形の巨躯にこだわるのか。人間の意識の深淵に迫る。文春ベスト・スポーツノンフィクション第1位。

【著者紹介】
1960年大阪生まれ。作家。著書に、『果てなき渇望──ボディビルに憑かれた人々』(小社刊)、『速すぎたランナー』(小学館)、『大学は学生に何ができるか』(プレジデント社)、『うまい日本酒はどこにある?』『お笑い芸人就職読本』(ともに小社刊)、『筋肉おやじとアブラミくん』(マガジンハウス)などがある。ナンバースポーツノンフィクション新人賞、小学館ノンフィクション賞を受賞。

内容説明

家庭も人生もすべてを投げうち禁じられたドーピングをしてまでなぜ、そこまでやるのか?徹底した取材をもとに人間存在の深淵に迫った傑作ノンフィクション作品、待望の文庫化。2000年の文藝春秋ベストスポーツノンフィクション単行本部門第1位。

目次

プロローグ 筋肉の呪縛
第1章 コンテスト(限界;ファーストコール ほか)
第2章 女子ビルダー(減量;健康美 ほか)
第3章 禁止薬物(錠剤;ステロイド ほか)
終章 生涯をかけて(黎明;六十代の王者たち)

著者等紹介

増田晶文[マスダマサフミ]
1960年、大阪府生まれ。同志社大学法学部卒。作家。過剰なまでの情熱に突き動かされる人間の描写に定評がある。1998年「果てなき渇望」でナンバー・スポーツノンフィクション新人賞、2000年「フィリピデスの懊悩」(『速すぎたランナー』に改題)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。著書に『果てなき渇望』(2000年Numberベストスポーツノンフィクション単行本部門第1位)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

65
ボディビルに人生を捧げた人たちのノンフィクション。寿命を縮めて薬物摂取し、自らが異形になることを渇望する。ある女性は追い込みで、大会前3ヶ月は生理が止まるという。職や家庭を捨てて筋膨張を渇望して、「グロテスクだ」と嗤われて、賞金や名誉は手に入らない。それは克己なのか、欲望なのか?愛なのか、自暴自棄なのか?聖者なのか、愚者なのか?そんなことを考えてしまうけど、彼らはきっとそんなことを気にしない。ただその肉体だけで、生きることを証明していく。「40歳の自分を想像したことはないし、その必要はない」ただ、孤高だ。2023/05/21

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

30
ボディビルの世界を描いたスポーツノンフィクション。失礼ながら、本書を手に取るまでは、何となくボディビルダーという人々を色眼鏡でみていたけれど、自分の肉体をストイックに造形し続ける姿に圧倒された。多くのビルダーたちが本書には登場するが、「まとも」な人は一人も出てこない。狂気をまとわなければ、たどり着けない世界なのか。単行本の発行が2000年。2012年に書かれた文庫版のあとがきを読むと、作者がビルダーたちの狂気に魅せられていたのだと感じた。2023/05/02

リキヨシオ

23
色物として見てしまうボディビルの世界が単純ではない事が分かって面白かった。賞金制の大会やプロ制度自体がないアマチュアがメインの日本ボディビル。趣味や自己満足といった自己表現の側面が強いけど、彼らの目標は筋肉の肥大化と理想の肉体の追求。理想の肉体=健康的な肉体とは異なり、筋肉の肥大化=異形化を求め、食生活、結婚生活、社会生活など多くを犠牲にして体を極限まで追い込むトレーニングを課す姿には何かに憑依的なものも感じる。さらに一部ではドーピングで寿命を縮めてまで筋肉の肥大化を求めるビルダーも少なからず存在する。2015/06/23

ひろ☆

22
ボディビルダーの世界。他のスポーツや格闘技と違って、自己満足になってしまうのかな。お金と時間、労力を費やして、人間の限界を超える。ステロイドに手を出してしまう、ビルダーの気持ちも分かる。だって、飲むだけで、筋肉が数センチもアップするのなら。。2015/01/19

こうせいパパ

19
大変面白かった。ボディビルに取り憑かれた人々の話。年を取っても体を鍛え続ける人。大きな筋肉を手に入れるべく健康被害覚悟でステロイドに手を染める人。自分自身筋トレが好きなので、筋肉が何よりも最優先となる彼らの思いはよく理解できる。 「果てなき渇望」というタイトルは納得。2018/12/05

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