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内容説明
娘が幼稚園に通う費用を得るためにふたたびフリー・ライターとして働き始めた私。娘の様子はその頃からおかしかった。私は仕事を辞めたが、小学生となった娘は毎朝、学校へ行きたくないとグズり、娘を診察した医師はその状態を「愛情不足」と言った。娘の学校嫌いは私に原因があるのだろうか―。小学校高学年から登校拒否児となった娘との10年間をふり返り、主婦業に違和感を覚え、仕事に復帰したいという思いを抱きつづけた葛藤をも含めて、登校拒否の子を持つ親の悩みと闘いの日々を綴った痛切な体験記。
目次
第1章 学校嫌いの徴候
第2章 転校、新しい家族
第3章 「愛情不足」という名の病名
第4章 一進一退の一年
第5章 クラスの仲間はずれ
第6章 不登校の選択
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayu
4
不登校の原因は、例えばいじめがあるとか、学校で何か問題があるものかと漠然と思っていましたが、(家庭での?)「愛情不足です」と医療機関ではっきり診断されるというのがびっくりしたし、なるほどと思いました。そもそも、(経済的に余裕がないのに)子どもを幼稚園に行かせなくちゃいけない、と思い詰めてしまったところから、歯車が狂ってしまったように思いますが、その背景にある問題(キャリアのある女性が家庭に入る時の葛藤とか、親の家庭環境の問題とか?)は、単にこの人個人の問題というより、社会的な背景もあるのかなと思いました。2013/06/19
mimizu
3
モンペアが書いた自己中なエッセイといったところだろうか? 正直、著者が何故これを出版しようと思ったのか、まったく理解できない。母親として娘のために何かしてあげたいと思う気持ちはわかる。しかし基本的に自分中心で物事を考え過ぎているような印象を受けた。タイトル的に娘を主眼に置くべきなのに、どちらかと言えば嫁姑の争いの印象の方が強い。なんというか、凄く痛いエッセイだった。2013/03/18