目次
第1章 論理記号による命題の表現法
第2章 演繹
第3章 真理値
第4章 トートロジー
第5章 命題の同値
第6章 ド・モルガンの法則と双対の原理
第7章 いろいろな同値式
第8章 補遺
著者等紹介
前原昭二[マエハラショウジ]
1927年東京に生まれる。1951年東京大学理学部数学科を卒業。早稲田大学・東京教育大学・筑波大学・東京工業大学、放送大学に勤務。1992年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オザマチ
14
再読。自然演繹の演習問題を解くのは、パズルみたいでちょっと楽しい。2020/04/30
オザマチ
10
先に演繹法について学び、それから推論によって真理値表を構築していく。今まで学んできた本とは逆のやり方だったので、新鮮でした。2018/12/09
あ
3
論理の沼にハマった高3の夏の思い出。自然演繹を題材に、論理学の初めの1歩をサポートする。論理学自体はある程度ディープでテクニカルな議論まで踏み込まない限り、自明な演繹推論を記号を用いて淡々と形式化していくだけの作業で終わりがちで、レベル的に本書もそうした部類に入る。本書を読んだ後の数学学習では、背理法を用いる証明や軌跡と領域の問題など、単純な演繹推論が絡む部分での認知負荷(?)がかなり軽減された記憶があり、一応読む価値はある。たぶん。知らんけど。てかそもそも内容が古く、他にもっと新しい本がいくらでもある。2022/05/18
ユータス
3
記号論理学の最高の入門書。数学に現れる論理記号(∧や∀など)を日常語(「かつ」や「任意の」など)におきかえて読んでる人はけっこう多いと思うけど、それだとなんかもやもやするって人はこの本を読むといいと思う。前提知識は全く必要としませんし、高度な内容も出てきません。その代わり記号論理学のココロがそこかしこに書かれています。巻末にさらに進んで勉強するための参考書もあげられているのも、入門書としてはありがたい。
しとらす
2
久しぶり時間ができたので数学の本を一冊読みました。論理の本なので構成もしっかりしていて、大学のときにこれを読んでいたら勘違いが少なくて済んだと思います。今まで読んできた本は論理回路を意識して真理値から入っていくものばかりでしたが、本書は演繹を中心として、躓きやすい限定作用素を難なく乗り越えや論理の健全性や完全性を扱っていて優れた点がかなりありました。機会があったらより専門的なテーマ(ゲンツェンの基本定理等)にも触れて見たいと思いました。2021/06/27
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