出版社内容情報
読みだしたら止められない。一晩で上下ニ巻を一気に読んでしまった。被差別カースト民に生まれ、ほとんど犬以下の扱いを受け、ありとあらゆる屈辱と虐待をうけ、やがて盗賊団に身を投じ、自分を虐待した連中に復讐をとげる.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』149頁、より)
内容説明
本書は、数奇な運命に翻弄されながら、決してそれに屈することのなかった一人の女性の、波瀾に満ちた半生の記録である。インドの極貧の村に低カーストとして生まれ、わずか十一歳で三十過ぎのやもめと結婚させられた少女プーラン。虐待の末に婚家を追い出された彼女を待ち受けていたのは、村八分、白昼のレイプ、盗みの濡れ衣、取り調べと称する暴行など、いわれのない虐待の限りだった。そんなある日、盗賊団に誘拐され、彼女の運命は大きく変わろうとしていた―。
目次
1 虐待(村の生活;暗黙の掟;反抗的なこども ほか)
2 運命(あらたな屈辱;濡れ衣;だれにも言えない恥辱;無知という残酷 ほか)