感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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富岡多恵子氏と西部邁氏による対談本。大衆をめぐる議論は終始西部氏のペースで進むかと思いきや、富岡氏が思いもかけない方向からコメントを差し挟む。特に女性論を交えた大衆論はこの対談ならではの面白さがある。現代社会の退廃の空気にあえて飲まれようとする富岡氏と、たとえ無駄だとわかっていてもわずかでも反発しようとする西部氏の態度の対照性も面白い。2020/06/05
