出版社内容情報
生物の本質は情報にある.生物配列から進化の実態が明らかになり,また,遺伝子や立体構造など隠れた構造を探り出す技法が大きく進展しつつある.統計学と生物学が融合した新たな学問の挑戦を紹介する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yk_tani
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前半が岸野先生による「ゲノム進化と変異の解析」,後半が浅井先生による「確率モデルによる配列情報解析」。 前半:連鎖解析や多型解析などの話題を詳しく解説している。統計の予備知識が足りないため,あまり詳しいことが理解できず残念。ゲノム進化を検出する各種の統計モデルの設計は面白そうだが,事前分布のとりかた(超パラメータ?)など,よく知らないことが多く脱落。 後半:比較的読みやすい。HMMと確率自由文法,そしてカーネル法について概説されている。カーネル法についてはあまりよくわからなかった。 2014/09/25