内容説明
話題の『「不自由」論』『「みんな」のバカ』の原点。著者が、2年前に予測していた現代思想の現状!現代思想の新たなる展望がこの書にある。
目次
第1章 現代思想の閉塞状況(からの離脱に向けて)
第2章 マルクスと自然の「鏡」―現代思想から見た『経哲草稿』
第3章 マルクスの学位論文における「偶然」の問題―柄谷行人がやり残した課題
第4章 「世界を変革する」とは?―ブロッホ=デリダから見た「テーゼ」
第5章 ミニマ・モラリアにおける脱・所有化と愛
第6章 ドゥルーズ=ガタリと「資本主義」の運動
第7章 ポスト・モダンの「左」転回―デリダ、ローティ、そして柄谷行人(?)
第8章 ポスト・マルクス主義としてのプラグマティズム―ローティの「文化左翼」
第9章 左翼にとっての開かれた「場」
著者等紹介
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年生まれ。1996年東京大学総合文化研究科研究地域文化専攻博士課程修了。金沢大学法学部教授(西欧市民社会論)。社会思想史・比較文学
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