内容説明
「人前では、ものも言えぬ者、愚かしい者として振る舞え」―父が子に下した密命であった。八代将軍・吉宗は、自分の子の中で際立って聡明であった長男・家重の先行きを案じ、そう命じたのである。尾張藩や先代将軍生母など、将軍家を取り巻く政敵があまたいる中で、家重は暗愚でくみしやすい、と思わせた方が賢明だったのだ。かくして世の人々に“小便公方”とまで囃し立てられた九代将軍・徳川家重が誕生。家重は愚者を装いながら、長右衛門と名乗って町に出て、植木屋として働きながら世情を観察していた。そんな家重に、尾張、そして実弟の魔の手が迫る!愚才どころか、幼い頃から柳生新陰流の遣い手であった英才将軍の、鮮やかな剣が冴える期待の新シリーズ!!
著者等紹介
近藤五郎[コンドウゴロウ]
1961年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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