内容説明
狩野内膳「南蛮屏風」に描かれた女二人。一人は、長崎・藤屋のお滝。もう一人は、天下の淀殿!名もなきお滝の南蛮渡海とキリシタン信仰を縦軸に「豊国祭礼図屏風」「舟木本洛中洛外図」「堀江物語」のあの岩佐又兵衛が横軸にくいこみ織り成すドキュメント。
目次
第1部 南蛮屏風の女(やらやらあめでたや―黒船来航;神隠し―長崎・藤屋のお滝;内膳がこと;お滝がこと―マラッカの生母 ほか)
第2部 ささやき竹―あるいは、洞の聖母子(豊国祭礼図の頃―八瀬のささやき竹;大坂夏の陣の頃―内膳逝く;それから―ゑすぺらんさへの祈り;狩野一渓江戸だより―また、その返し ほか)
EPILOGUE 『一渓妻女おまあ書留』より
著者等紹介
千草子[センソウコ]
1946年生まれ、京都育ち。日本文藝家協会会員。東京教育大学大学院修士課程修了。現在、東海大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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