内容説明
本書では、『漢書』を人間群像の物語として捉え、そこに現れてくるさまざまな人物像を紹介する。
目次
1 漢代中国と『漢書』
2 人物序論―あくまで自己主張の人
3 朱買臣休妻―恨みを忘れぬ人々
4 漢代官僚操縦法
5 酷吏群像―流血すること数里
6 まっすぐな人たち
7 金日〓の場合―漢と匈奴
8 剣とプライド―「按剣」と「撃剣」
終章 司馬遷はなぜ笞打ちをいやがったか
著者等紹介
浜田英作[ハマダエイサク]
1956年東京生。早稲田大学大学院文学研究科東洋史専攻博士課程単位取得満期退学。現在、国士舘大学21世紀アジア学部教授。国士舘大学アジア・日本研究センター研究員。北京大学歴史系留学、1989年6月4日天安門事件に遭遇。専門分野は東西交渉史、前漢史。シルクロード東西交流論、ユーラシア文明論、比較文化論、地域文化論など講義
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。