アジア法叢書<br> 東アジアの死刑廃止論考

アジア法叢書
東アジアの死刑廃止論考

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  • サイズ A5変判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792317508
  • NDC分類 326.92
  • Cコード C3032

目次

第1章 韓国・死刑制度は憲法に反し、人間の尊厳を否認する(人間の尊厳と死刑廃止論;死刑制度の違憲性と死刑代替刑罰の検討;死刑廃止の正当性および必要性 ほか)
第2章 中国・まず非暴力犯罪に対する死刑廃止を!(死刑存廃の当為と存在;死刑の道徳的属性;死刑適用の厳格化について ほか)
第3章 台湾・いかに死刑囚の生命権を保障するか(死刑制度と理性的批判;裁判官が法に依拠して死刑判決をすることについて;わが国における死刑執行停止の方法―現行法制および国際人権法の精神を中心にして)

著者等紹介

鈴木敬夫[スズキケイフ]
1961年専修大学法学部卒業。1966年同大学大学院法学研究科博士課程修了。1982年大韓民国・高麗大学校大学院博士課程法学科修了。札幌学院大学法学部教授、法学博士、延邊大学名誉教授、黒龍江大学客員教授、吉林大学客員教授、山東大学法学院客員教授等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がんぞ

2
韓国では「実質執行停止」となっているが存置国日本に比べて凶悪犯罪が数倍。しかも捜査が温い。先日も銃乱射した脱走兵を捕えるまでに38度線付近の危険地帯というのに何日もかかった。「李承晩による野党党首の政治犯としての処刑」(北朝鮮のスパイから資金を提供されたという証言をあとで証人は翻している)など後進国らしい凄まじさ。「民主化されたからそんなことは無い」と思う愚かさ(家族の申し立てだけで精神病院に送り込んで社会的に抹殺できる制度がある)。中国では「非暴力犯罪(汚職など)に死刑除外」が課題。台湾では死刑復活など2014/08/06

抹茶ケーキ

0
韓国、中国、台湾の死刑存廃論の翻訳。韓国と台湾はずいぶん状況が似てる。新興国で比較的近年になって民主化した点で、日本とは多少違う。中国は(この4国だけじゃなくて世界的に見ても)例外的に死刑が多い。なので死刑を廃止するかどうかではなくて、死刑を減らすかどうかで議論がフレームされている。巻末資料の文献目録が有用。ただ論文注の論文名が日本語にされているので元の研究が少し探しにくい。2016/11/28

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