目次
比較の中の二つの憲法―ドイツと日本
第1編 基本法の成立に関わる特殊論点(基本法前文における“神”の文言―その成立過程の予備的考察;基本法の人権概念の規範性―人権(第一条二項)と基本権(第一条三項)の関係に関連して
基本法第一四〇条の成立過程について―ヴァイマル憲法から基本法へ)
第2編 基本権に関わる論点(ドイツの現行憲法秩序における国立大学神学部の地位―基本法上におけるその位置づけと問題点;いわゆるブレーメン条項の適用範囲―ドイツにおける宗教教育の新展開;世界観上の告白の自由に関する若干の考察―ドイツ憲法を手掛かりとして;ドイツの結社法における宗教・世界観団体の地位―一九六四年法とその改正を中心に;憲法と芸術の自由―学問の自由との関連にも触れながら;“集会の自由”に関する若干の考察―とくに基本法第八条二項の成立過程を中心として;基本法の“抵抗権”条項―その成立過程と問題点)
第3編 統治の仕組みに関わる論点(立候補の自由についての若干の覚えがき―基本法第四八条に手がかりを得て;ドイツ憲法における参議院の地位―二院制に関する若干の覚書き;基本法における“執行権”の概念―日本国憲法上の“行政権”の概念と関連させつつ;フランクフルト憲法におけるライヒ裁判所の管轄権―とくに憲法訴願制度に着目して;ドイツの連邦憲法裁判所;最高裁判所裁判官の定年制―ドイツにおける議論とも関連させつつ)
著者等紹介
初宿正典[シヤケマサノリ]
1947年滋賀県に生まれる。1971年京都大学法学部卒業。愛知教育大学助教授、京都大学教養部(当時)助教授、京都大学大学院法学研究科を経て、京都産業大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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