内容説明
発掘が増える出土物の強力な反証に揺れ動く古代史定説の矛盾点を衝く。
目次
第1章 弥生時代に関する定説を質す
第2章 邪馬“台”国に関する定説を質す
第3章 古墳時代に関する定説を質す
第4章 大和王権に関する定説を質す
第5章 筑紫君イワイ、〓王タリシホコに関する定説を質す
第6章 古代史定説全体を質す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
5
1998年刊。著者はジャーナリスト、つまりアマチュア。もちろんそれが悪い訳ではない。九州王朝説、あるいは多元王朝説なので北九州を中心に考える。新たな考古学史料を中心にした論。 第1章:弥生時代に関する定説を質す。 水稲農業が列島の”あけぼの”だったという定説への意義。紀元前1000年までには日本列島では水稲農業が行われていたこと、紀元前4世紀に始まった灌漑も社会を一変させるような変化はもたらさなかったと。灌漑開始後も畑作農業の割合は高かった。→2025/01/16