出版社内容情報
物語思考とはなにか
私たちは未来を考えるときに物語(ストーリー)を使っている。神経科学的なアプローチでストーリーを研究する著者は、この能力を “ストーリーシンキング ”と名付け、私たちの脳がなぜ、どのようにしてストーリーで思考するのかを解説する。神経科学と物語理論の新しい研究をもとに、科学からビジネス、哲学におけるストーリーシンキングの重要性を明らかにし、想像力、革新性、創造性の本質を探求する。
内容説明
私たちは未来を考えるとき、物語を使っている。神経科学の技術をナラティブ・セオリーに応用し研究する著者は、この能力を“物語思考”と名付け、私たちの脳がどのようにして物語で思考するのかを詳細に説明する。そして、科学からビジネス、哲学における物語思考の重要性を明らかにしながら、私たちがAIにはないこの能力を用いて、より良い未来を作り出す方法を提示する。
目次
第1章 物語
第2章 物語と思考
第3章 物語の起源
第4章 なぜ学校では物語ではなく、論理を教えるのか
第5章 論理の限界、あるいはなぜ私たちは依然として物語思考を必要とするのか
第6章 物語思考を行う脳という機械
第7章 物語思考を改良する
第8章 個人の成長のための物語思考
第9章 社会の成長のための物語思考
第10章 人生の意味への物語の答え
終章 物語思考者との対話
著者等紹介
フレッチャー,アンガス[フレッチャー,アンガス] [Fletcher,Angus]
オハイオ州立大学教授(演劇、映画、メディアアート)。同大学のナラティブ・プロジェクトにも参加している
田畑暁生[タバタアケオ]
神戸大学人間発達環境学研究科教授。専攻は社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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