「人間ではないもの」とは誰か―戦争とモダニズムの詩学

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「人間ではないもの」とは誰か―戦争とモダニズムの詩学

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  • サイズ A5判/ページ数 450p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791775231
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報

動物になる、人間になる、機械になる--
大正末から昭和初期、社会構造の変動と戦争の到来によって危機を迎えつつあった人間という「主体」は、モダニズムの時代と表現を作り出した。やがて詩人たちが謳いあげる人間の像も変貌していくこととなる。ときに昆虫として、工場の機械として、戦地を飛ぶ鳥として、動物園の猛獣として、おっとせいとして、「人間ではないもの」が跋扈しはじめていた。左川ちか、上田敏雄、萩原恭次郎、高村光太郎、大江満雄、金子光晴……。時代に浚われていった詩人たちの作品を渉猟し、プレヒューマンとポストヒューマンを架橋していく新たな批評がここに芽生える。卓越した詩人でもある著者による画期となる決定的著作。

内容説明

大正末から昭和初期、社会構造の変動と戦争の到来によって危機を迎えつつあった人間という「主体」は、モダニズムの時代と表現を作り出した。やがて詩人たちが謳いあげる人間の像も変貌していくこととなる。ときに昆虫として、工場の機械として、戦地を飛ぶ鳥として、動物園の猛獣として、おっとせいとして、「人間ではないもの」が跋扈しはじめていた。左川ちか、上田敏雄、萩原恭次郎、高村光太郎、大江満雄、金子光晴…。時代に浚われていった詩人たちの作品を渉猟し、プレヒューマンとポストヒューマンを架橋していく新たな批評がここに芽生える。卓越した詩人でもある著者による画期となる決定的著作。

目次

第1部 モダニズム詩における「人間ではないもの」の表象(ジェンダー規範と昆虫―左川ちか;人間主体を抹消する機械―上田敏雄;主体の解体と創造―萩原恭次郎)
第2部 戦争詩における「人間ではないもの」の表象(戦時下の理想的な人間主体;自己と他者が出会う場所―高村光太郎;戦争の中の機械と神―大江満雄;「人間ではないもの」として生きる―金子光晴)

著者等紹介

鳥居万由実[トリイマユミ]
1980年東京都生まれ。文学研究者、詩人、英日翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヤマニシ

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「一九二〇年代以降は特に、日清・日露戦争以降の植民地拡大に加えてテクノロジーや産業機械の発展や社会への浸透、職業婦人の増加やモダンガール現象に伴うジェンダー概念の変化、都市化など、社会構造が大きく変動した時期であることを考えると、「人間ではないもの」のイメージは、従来の「人間」概念が揺らいでいたことに反映だと考えられるのではないか。」(p14)2024/10/15

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