100年インタビュー<br> 悲しみは真の人生の始まり―内面の成長こそ

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100年インタビュー
悲しみは真の人生の始まり―内面の成長こそ

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569783758
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

多くの生と死を見つめたノンフィクション作家が、次男の自死に自らのあり方を問い直した心の軌跡。悲しみの中で気づいた絵本のよさを語る。

【著者紹介】
ノンフィクション作家

内容説明

事件、事庫、災害の現場で生と死を見つめてきたノンフィクション作家が、次男の死という現実に、自らのあり方を問い直した沈痛な心の軌跡。悲しみの中で出会った絵本が気づかせてくれたこと。人物ドキュメント、NHK BSプレミアムで放送中の「100年インタビュー」。番組で語られた珠玉の言葉の単行本化シリーズ!

目次

第1章 社会と向き合う(子どもへのまなざし;少年時代から学生時代 ほか)
第2章 『犠牲(サクリファイス)』がもたらしたもの(息子の死;問いかけてくるもの ほか)
第3章 心と向き合う(厳しい現実を生きる人々;不条理を生きていく道を探す ほか)
第4章 絵本は子どもを成長させ、大人も潤す(絵本との出会い;大人こそ絵本を ほか)

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年、栃木県生まれ。60年、東京大学経済学部卒業後、NHKに入社。放送記者として事故や災害の現場を多数取材したことが根幹となり、退社後はノンフィクション作家として執筆活動に専念。72年、『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞。79年、『ガン回廊の朝』で第1回講談社ノンフィクション賞。95年、精神を病んで自死した次男の生きた証をたどった『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』で第43回菊池寛賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんみー

42
さらっと読めるインタビュー形式の本です。さらっと、というのは書かれている内容の重さのことではないのでお間違いなく。便利になった今の世の中での家族や社会の弊害を語っているところと、近年絵本の良さを伝える活動をしているところがあります。インターネット、スマホなどが登場し便利になった世の中で、次代を担う小さな子供たちが社会に適合し素直に生きていくためには、絵本の読み聞かせはとても大事だろうと思います。うちの子供達にも絵本の読み聞かせをした。感受性豊かな人になっていると思うのだが。2014/07/13

PAO

22
「親父は本当に苦しむ人の心の深いところまで、見ていたのか。本当にそれを見ていたなら、俺の心を見ていたか」…私が最も信頼するノンフィクション作家である柳田さん。『マッハの恐怖』『零戦燃ゆ』等の作品で公平な目で事実を見つめることの大切さを学びました。ご自身の次男の自死という悲劇が突きつけた詰問の重さはノンフィクション作家としての根幹を揺るがすものだったでしょう。そしてその経験から、様々な出来事を対象として見るのではなく自身に引き寄せて考えてみるという更に深い境地に至った柳田さんを一段と尊敬したいと思いました。2021/03/21

なにょう

20
出先でみつけた本。ほかの著作とかぶるところあり。★便利で楽しいだけが人生じゃないと。便利・楽しさばかりを追求していったら世の中おかしくなると。昨日読んだ服部文祥さんも表現方法こそ違えども同じようなこと言っている気がする。世の中、人生に対してお客さんとしてではなくって、楽しみを貰うばっかりじゃなくて、主体的に参加していかないといけないという。毎日仕事に行って、特に変わり映えもなく、親も老いてくるし、何にもいいことないような気もしてくる。しかし、一ヶ月、一年単位で見ればやはり何かが変わっていくだろう。2021/04/11

panashe

15
両親が亡くなってかなり月日は流れたが、年々悲しみが強くなってくるような気がしている。自分がその年齢に近づいてきたからなのか、子育てが少し落ち着いて心の隙間が出来たせいなのか? 柳田さんがおっしゃる「死んで肉体は滅びても 心は誰かの中で生き続ける」とはそういう事なんだろうな。大人こそ絵本を!と書かれていた。少し絵本を読んでみようかな? 2016/05/26

kiho

14
家族を思わぬ形で亡くした当事者となった柳田さん…だからこその苦しみや悲しみの大きさは計り知れないだろう。何をもって辛さから解き放たれるのか…とてもつかめないけれど、苦しみながら生きる中に意味を見出そうとする葛藤が深く迫ってきた。2016/02/11

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