アニメの輪郭―主題・作家・手法をめぐって

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アニメの輪郭―主題・作家・手法をめぐって

  • 藤津 亮太【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青土社(2021/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791774173
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0070

出版社内容情報

フレームに浮かび上がるアニメのかたち
『白雪姫』『サザエさん』『うる星やつら』『鋼の錬金術師』『輪るピングドラム』『パプリカ』『精霊の守り人』『シン・エヴァンゲリオン』……。
アニメの描いてきたもの、描かなかったものを縦横無尽に描き出し、「アニメ」に映し出されるアニメ性を明らかにする、画期的評論。

内容説明

『白雪姫』『サザエさん』『うる星やつら』『鋼の錬金術師』『輪るピングドラム』『パプリカ』『精霊の守り人』『シン・エヴァンゲリオン』…。フレームに浮かび上がるアニメのかたち。

目次

視点1 そこに何が描かれていたか―時代・主題をめぐって(アニメに適さない題材、ファンタジー―『白雪姫』『三匹の子ぶた』『まんが日本昔ばなし』『アルプスの少女ハイジ』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『ライオンと魔女』;不可視の世界/五感の世界―『精霊の守り人』『指輪物語』『ロード・オブ・ザ・リング』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『王立宇宙軍オネアミスの翼』『機動戦士ガンダム』;テレビアニメが教えてくれた世界の名作―『アルプスの少女ハイジ』『家なき子レミ』『フランダースの犬』『赤毛のアン』 ほか)
視点2 それは誰が描いたものなのか―監督・演出をめぐって(アニメーションにおける「演出」とは―『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』;岡田麿里、アニメーション監督は誰でもできるのか―『さよならの朝に約束の花をかざろう』『true tears』『風を見た少年』;「社会派」としての幾原邦彦―『輪るピングドラム』『ベルサイユのばら』『少女革命ウテナ』『ユリ熊嵐』 ほか)
視点3 それはどのように描かれたものなのか―アニメ・漫画・実写の界面をめぐって(記号と身体と内面―『トーキング・ヘッド』『男子高校生の日常』『STAND BY MEドラえもん』『ルパン三世』;三次元化するキャラクター―『ピンポン』『宇宙戦艦ヤマト』『ルパン三世』『ガッチャマン』『CASSHERN』『妖怪人間ベム』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『寄生獣』『釣りバカ日誌』『ミナミの帝王』『僕は友達が少ない』『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『のだめカンタービレ』『ヤッターマン』;漫画がアニメになるとき―『鉄腕アトム』『鋼の錬金術師』『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』『西遊記』『さすがの猿飛』『キャプテンハーロック』『ドラゴンボール』 ほか)

著者等紹介

藤津亮太[フジツリョウタ]
1968年生まれ。アニメ評論家。新聞記者、週刊誌編集者を経て、フリーのライターとなる。アニメ・漫画雑誌などに文章を多数執筆。東京工芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

23
我々がいつも見ているアニメの「輪郭」を考察する入り口の書。人の手をもって描かれ世界が生まれるアニメにおいて、いかに見せるかの選出手法そのものが「世界観」を形作り、リアリティに繋がり、作り手の世界の見え方まで敷衍される。『価値観の相対性を描く』では他社の価値観を自らのものと相対化する立ち位置が説かれていて、実に現代的なテーマ。幾原邦彦、今敏、押井守といった監督たちのアニメ手法の違い、漫画・アニメ・実写のメディアの違いによる翻案など、アニメに対する見方がより深まった。2022/01/19

才谷

3
2度アニメ化された「鋼の錬金術師」を取り上げて、1度目のアニメは70~80年代の漫画を原作としてアニメオリジナルを混ぜた作り方。2度目は90年代以降の原作準拠のアニメの作り方と分けて、日本独自の漫画とアニメの関わり方を読み解いていく流れが興味深い。2022/01/10

Go Extreme

1
そこに何が描かれていたか―時代・主題をめぐって: アニメに適さない題材、ファンタジー 不可視の世界/五感の世界 TVアニメは家族をどう描いてきたか セカイ系と非セカイ系 終わりの中で生きてゆく理論 価値観の相対観を描く それは誰が描いたものなのか―監督・演出をめぐって: アニメーションにおける「演出」とは 社会派としての幾原邦彦  それはどのように描かれたものなのか―アニメ・漫画・実写の界面をめぐって: 記号と身体と内面 三次元化するキャラクター 漫画がアニメになるとき 漫画とアニメの距離 音の官能性2021/11/24

おはじき

0
p220の『Hunter × Hunter』にまつわる情報は間違い(誤植?)「一九九〇年に連載開始された同作は一九九二年に一度アニメ化された後、」→連載開始は1998年で、最初のアニメ化は1998年。2023/09/14

ウサゲマン

0
語るべきテーマが一貫してそうなのに、焦点や深度がブレてる印象もあるなと思ったらユリイカ初出の寄稿集だった。大枠では主要なアニメ制作者の思想、技術、関係性、立ち位置などを記している本書。僕はアニメにそこまで詳しくはないが、知らない人はいないぐらいの大物を扱っている。ユリイカに寄稿するぐらいだから当然と言えば当然か。 語るべきテーマが全体的に統一されている訳ではないので所感はこうだ、とは言いづらい。今のところは識者の意見を知って知識の積み上げがあったかな、ということしか言えない。2022/03/11

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