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出版社内容情報
湯川秀樹の弟子が見てきた物理学のこれまで。そして日本の戦後。
山形から湯川にあこがれて京都大学に入学した青年は、戦後日本の変化を巨人の傍らで見続けてきた。物理学のうつりかわり、科学そのものの意味の変貌、そしてそのなかで出会ってきたさまざま人たち――。現代を代表する物理学者がつぶさに見てきた、もうひとつの戦後日本の姿。
目次
煮詰まった世紀末―自伝的回想・序
昭和新開地の駅前で―明日を待ちわびる時代に
「原子力時代」開闢のなかで―「ビキニ」で時代が動く
宇宙新発見の時代を神風に―「核」から「相対論重力」へ
ブラックホール・ブームの中で―「人生の転機」
漂流はじめた「物語」―湯川終焉と「海外」と
科学で広がる世界と人々―想像を超えて
超新星1987Aの衝撃―「宇宙線は天啓である」
ポスト・コールドウォー―ソ連崩壊とSSC中止
「もの書き」人生の交わり―「活字になる」に魅せられて
揺れる学界諸事―「戦後成長」の終焉とグローバル化
光陰者百代之過客―岡本道雄と河合隼雄
著者等紹介
佐藤文隆[サトウフミタカ]
1938年山形県鮎貝村(現白鷹町)生まれ。60年京都大理学部卒。京都大学基礎物理学研究所長、京都大学理学部長、日本物理学会会長、日本学術会議会員、湯川記念財団理事長などを歴任。1973年にブラックホールの解明につながるアインシュタイン方程式におけるトミマツ・サトウ解を発見し、仁科記念賞受賞。1999年に紫綬褒章、2013年に瑞宝中綬章を受けた。京都大学名誉教授、元甲南大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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