内容説明
世界の政治・経済・文化にはかりしれない影響を与えてきたユダヤ民族。その思考と慣習をささえるユダヤ教の起源、教義、歴史、戒律、儀礼などから、その現代にいきづく姿までを、適確に解説。
目次
1 現代のユダヤ世界
2 ユダヤ民族とユダヤ教の初期の歴史
3 再興から現代まで
4 ヘブル語聖書
5 ユダヤ教の諸宗派と信仰箇条
6 通過儀礼
7 ユダヤ教の影響
8 現代のユダヤ教
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マウリツィウス
15
【『古代ユダヤ教』と民俗発展史】『律法/預言書/諸書』つまり旧約聖書がユダヤ教に使用されていた時代の文献検証からその自立性と本論を提起する。その三分類の構成要素とはギリシャ語訳旧約聖書の翻案と異なりタルムード経典との諸写本において成立している。つまり古代ユダヤ教経典は元来からその記号と記録とで継承された概念と信仰が導き出せメシア到来は否定ではなく肯定、つまり一神教における目覚めの歴史と系譜にあるのは間違いなく論理検証とは合理的宗教像を再現していく。教義とは異国観点の社会学者ではなく自国論で論じられるべき。2013/05/23
びーとぅん
11
みっちりユダヤ教講義。でも入門編ということでわかりやすい。聖書に関する章はスラスラ読めました。自分がいかにキリスト教ばかりに傾倒していたか思い知らされました。私ユダヤ教のこと何にも知らなかったなーと反省。一通りの歴史と慣習はわかったのでユダヤ文学系に次は行こうと思います。2015/04/28
有智 麻耶
0
ユダヤ教の歴史や現代への影響をまとめた、ユダヤ教の教科書的な本。事実をただつらつらと並べたものだと、どうも読んでいて面白くない。ユダヤ人迫害というとナチのホロコーストくらいしか思いつかなかったが、歴史の中で何度も迫害されていたということが分かった。ハンナ・アレントを読む上で参考になりそうな部分を探したのだが、見つからなかった。2016/09/05
ヒコ。
0
文章が読みにくいのに加え、彼らの思考がどうなのかが分かりにくい。旧約聖書を知る欧米人向きか。それにしてもユダヤ教徒は、さんざんな目に合ってきたのに、なぜ捨てないんだろうと思う2015/04/20
更新停止中
0
あんまりに何も知らないので基礎知識だけでもと思って。読みやすかった。2010/05/26