内容説明
映画批評の言葉はこの本から変わる。北野武・阪本順治・三池崇史・瀬々敬久…昭和とスタジオ・システムの終焉ののち、「風景」「肉体」「物語」「ジャンル」が変質し日本映画は新・黄金期に突入した―。
目次
邦画にまつわる肉体感
「顔」の基準
『三月のライオン』はこのようにして淡い―矢崎仁司『三月のライオン』
阪本順治論のために
この監督を見よ/阪本順治
『Love Letter』は映画ではない
起源の過剰、起源の消却―石井隆『GONIN』濡れた瞳が「現実」をつくりかえてゆく
残酷もまた「私」を癒す―小林英彦『青空』『残雪』
『ソナチネ』以後を生きる映画―青山真治『Helpless』/阪本順治『ビリケン』〔ほか〕
-
- 和書
- 経験としての芸術