内容説明
アメリカ人の心のルーツ。丸太小屋で生まれた大統領や、カウボーイ、樵夫、炭鉱夫ら、フロンティアの英雄たちが法螺話で民衆を笑わせ、精霊や魔女が夜のしじまを彷徨い、そして、ドラッグとロックが人間の解放を高らかに歌うアメリカ。―うわさやゴシップが、やがて民話となり伝説となってかたちづくった、民衆のなかに息づく「もう一つのアメリカ史」。
目次
はじめに 民俗学とは
アメリカのライフスタイルと伝説
植民の時代―宗教的衝動
建国の時代―民主的衝動
発展の時代―経済的衝動
現代―人間的衝動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Z
4
期待外れだった。民間の説話を時代ごとにおっていく内容。一応植民地だった頃からヒッピーの時代まで4っつに区切っているが、前後のつながりがあまりない。時間は連続的なのでもっと変動要因なり考察して、歴史を意識してかたってほしかったがほとんどカタログになってしまった。面白かったのは移民たちのキリスト教ベースの民間説話。おそらく移民たちは(知識人を除く)以前住んでた共同体を新天地で再興するはずで、イギリスの農民なり庶民の生活環境を調べて見たくなった。2016/03/16
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