内容説明
強烈な頭痛に苦しむ曹操を、侍医として支えた神医・華佗。疫病の猛威に心を痛め、医道に身を捧げた医聖・仲景。運命的な出会いをはたした2人は、英雄たちとの交流と駆け引きのはてに、徐々に乱世にのみ込まれてゆく。彼らは“伝説の医術書”を取り戻し、国を救うことができるのか?天下の命運を医療で支えた、“神医”と“医聖”の活躍を描く歴史大河。
著者等紹介
上村義徳[ウエムラヨシノリ]
福岡県出身。福岡大学薬学部卒業。薬剤師として勤務するかたわら、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mzo
4
三国志を違った視点から捉える、という着想は面白い。ただ、文章がこなれてない気がするな…。惜しい。2013/04/09
BIN
3
後漢末期の伝説的名医、張仲景(こっちがメイン)と華佗が人を操れる方法が記載されている医書を奪われ、それを取り返そうとする話。やたらと強い武闘派の医者達である。医者としての活躍シーンもあるが、こちらに重きを置いて欲しかったが、総じて興味深いところでした。ただ、華佗が死ぬのが早すぎではと思ったり、若干細かいところが気になった。2014/10/22
みるく
1
「名医たちの三国志」・・・というより、「(謎の医書を巡る)名医たちの奮闘記」といった感じ。その奮闘の背景が三国志の世界だというだけで、意外に武道に精通している名医2人の物語。ただそれだけ。2013/01/09
sloth_life
0
名医の活躍と苦悩が見事に描かれていて、一気に読めました。2013/08/03
あまおと
0
権力争いに巻き込まれるのって嫌だなぁと…。乱世に生きる医師は大変ですね(現代の医療現場も大変そうですが(^_^;)) 個人的に読んでいて漢方に興味が沸きました。2013/05/11