内容説明
生命あるものが、何故にかくまでも美しく存在するのか―。その疑問を、恐竜・クジラから犬まで、多彩な花々と草木、チョウや昆虫、そして魚や貝類など、多種多様の形態を見較べ、独自の手法によって探究する。あらゆる「かたち」は、最も美しいプロポーション「黄金分割」比率へと収斂することを解明し、自然界のダイナミズムと調和の意味するものを、全くユニークで大胆な思想へと構築する。
目次
第1章 植物におけるディナージー
第2章 工芸におけるディナージー
第3章 生活術におけるディナージー
第4章 共有の無時間的パターン
第5章 共有の解剖学
第6章 自然の秩序と自由
第7章 ヘラスと排句
第8章 知恵と知識