出版社内容情報
誰もがカフカを知っている。しかし私たちは本当にカフカのことを知っているのだろうか。文学者としてのカフカ、思想家としてのカフカ、むしろ何者でもないカフカ。本特集では没後100年を機に、いまだ汲み尽くされないカフカの文学的想像力と思想的意義を解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリウリ
9
読み応えがあって、有益な論考が多々収載されているとおもいますが、本誌劈頭を飾るのが頭木氏(と川島氏の対談)というのは、いわゆるカフカちっくなシチュエーションであると受け止めました。52025/05/09
mori-ful
0
現代思想カフカ特集の大宮勘一郎「遅刻への準備」は参照元のバルトよりかっこいいタイトルで内容も面白かった。「カフカのテクストに「寓意アレゴリー」を認めることはできない」。「私」は「書き取る」という出来事に遅刻するかのよう。「意味以前の姿」。注でクライストも参照。2024/01/22
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