精神科リハビリテーションスキルアップのための11講―見慣れているやり方を手放すと見えてくるものがある:るえか式デイケア・リハビリテーション

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精神科リハビリテーションスキルアップのための11講―見慣れているやり方を手放すと見えてくるものがある:るえか式デイケア・リハビリテーション

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784791109920
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0047

出版社内容情報

精神科リハビリテーションとは何か。多機能型地域精神科医療に長年尽力する著者が説く、患者に寄り添う支援とピアサポートの重要性。多機能型地域精神科医療に長年尽力する著者が、豊富な経験から理論的・実践的に精神科リハビリテーションを説く。実際にデイケアで行っているプログラムや事例を数多く紹介し、患者の人生と生活に寄り添うケアの在り方、ピアサポートの重要性、地域との交流、自立・就労支援について詳しく指南。本書はこれから地域精神科医療に着手しようと志す医療者、現実に精神科リハビリテーションに関わる医療者、援助職の福音となるであろう。

はじめに 

第1講 「集まる」ことの意義 ~集団であるメリット~
1.口腔内細菌 Bio-film 
2.ヒトはなぜ集まるのか? 
3.四つの「P」 
4.W. ビオンの集団構造論 
5.マックスウェル・ジョーンズの治療共同体 
6.牧人権力 ?見えない権力? 
7.集団は堕落しやすい 

第2 講 リハビリテーションの構造 ~視える構造・視えない構造~
1.おもてなしの本質 
2.100 年目の宿題 
3.R.D. レインの「一杯のお茶」 
4.シュビング的接近 
5.先回り支援の戒め(ミロのヴィーナス) 
6.「自閉のすすめ」 
7.カンブリア大爆発 

第3 講 現在のリハビリテーションのウソとホントと裏と表
1.リカバリーの定義 
2.青いパンジーと黄色いパンジー(Di-Hydro Mono-Oxygen) 
3.バザールケア(雑踏ケア) 
4.saliency(サリエンシー) 
5.環世界「Umwelt」~盲導犬の世界? 
6.ムカデのダンス 
7.自己決定の美辞麗句 

第4 講 ヒジョーシキ・デイケア 理論編
1.シェークスピア「ヴェニスの商人」と宮澤賢治「コペルニクス」 
2.るえか(rueca)を定義すると 
3.タテ糸とヨコ糸 
4.「食べること」について 
5.はらっぱ型デイケア vs. 遊園地型デイケア 
6.すべてのプログラムは社会に通ずる ?オープンエンドのプログラム? 
7.信頼(confidence)と信用(credit)の違い 

第5講 ヒジョーシキ・デイケア プログラム編
1.プログラム・ビュッフェ ?選ぶということの意味? 
2.プログラム・ビュッフェで生活保護を脱却 
3.ピア・プレッシャー ?一番大切なのは仲間の視線? 
4.自助的グループは,プログラムの要 ?自助グループが必要なジジョー? 
5.処方箋は仲間3 人 3×毎食後 ?お助け隊参上? 
6.ゆらげ専門性 ?自分の専門家は誰?? 
7.町中での活動 ?地域の人はみんながスタッフ? 

第6講 ジッセン的アプローチ るえか式心理教育とSST
1.「受容」と「変化」?田中先生,だいすき!? 
2. 道具としてのSST・武器としての心理教育 
3.「るえか式心理教育」を体験しよう! 
4. るえか式心理教育の「限界」 
5. さまざまなセッティング 
6.「いつか」を「今」で対応する 
7.プロデュース大作戦 

第7講 ヒジョーシキ・デイケア 特に「就労」「恋愛・結婚・出産」について
1.「働く患者」 中井久夫 
2.プライムワークデイケア 
3.iPS 才能 
4.「五月雨を あつめてはやし 最上川」 
5.「私たちおつきあいします」 
6.るえかウエディング 
7.「多分気づいているけれど,できていないこと」もろもろ 

第8講 プログラムのスッキリ・スキル
1.常識を疑うって,できる?
2.失敗する権利のホショー 
3.「医療資源」としての家族 
4.知恵と経験の豊かな水源(ピア) 
5.多職種連携のキモと勘どころ 
6.マトリョーシカ人形 DC in DC 
7.水戸黄門 ?コンテクストで変容する? 

第9講 スタッフが知っておいたら少しは役立つこと
1.ロマンと算盤 
2.るえかでやっている工夫 
3.「食品偽造」のような支援 
4.フラットな空間 
5.偶然を利用する 
6.援助職に必要な能力+ being とdoing の差 
7.病棟の中の芸術家 

第10講 Hope, Dreams and more…….
1.希望ってホントウに必要?
2.シンデレラストーリー;scene たかはしみく 
3.Hope-Recovery Cycle 
4.ストレス?脆弱性?自己対処モデル バリエーションでみてみよう! 
5.ConstaClub からティモシーへ 
6.DEIMOS 号が行く! 
7.「できる」が増えると「したい」が多くなる 

第11講 多機能型精神科診療所でのリハビリテーション
1.「家族」と「家庭」の違い
2.「技法以前」
3.現場SST ?こういうふうにしてみたら??
4.ACT ? アウトリーチ? 不毛な議論かな?
5.ピアって,コンプレックス産業? 
6.多機能垂直統合型精神科診療所の強み 
7.10 年後,15 年後への宿題 

あとがき 
著者略歴 

肥田 裕久[ヒダヒロヒサ]
著・文・その他

内容説明

地域に根差した診療を真摯に行い、数多くの多機能型事業を先進的に展開してきた著者が、精神科リハビリテーション・デイケアの実践の考え方・コツをわかりやすく解説。

目次

「集まる」ことの意義―集団であるメリット
リハビリテーションの構造―視える構造・視えない構造
現在のリハビリテーションのウソとホントと裏と表
ヒジョーシキ・デイケア 理論編
ヒジョーシキ・デイケア プログラム編
ジッセン的アプローチ るえか式心理教育とSST
ヒジョーシキ・デイケア 特に「就労」「恋愛・結婚・出産」について
プログラムのスッキリ・スキル
スタッフが知っておいたら少しは役立つこと
Hope,Dreams and more〔ほか〕

著者等紹介

肥田裕久[ヒダヒロヒサ]
1996年帝京大学医学部卒業。同年帝京大学医学部附属病院入局。その後、柏水会初石病院、我孫子市精神科嘱託、東京大学保健センター勤務を経て、2005年千葉県流山市にひだクリニックを開院。2010年ひだクリニックセントラルパーク開院。以降、訪問看護ステーション「すぴか」(2011年)・多機能型事業所「マーレ」(2012年)・就労継続支援B型事業所「テララ」(2013年)・サテライト型グループホーム18室(2014年)・流山市指定相談事業所「ファーレ」(2015年)・就労移行支援事業所「CO OPUS(コパス)」(2016年)・生活介護事業所「そにあ」(2017年)を開設。現在、医療法人社団宇麦会理事長、ひだクリニック院長。日本デイケア学会理事、千葉県精神科診療所協会理事、流山市医師会副会長、千葉県精神保健福祉協議会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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