内容説明
臨床の現場で実際に認知行動療法(CBT)を使いこなすためには、現場の事例から学ぶ必要がある。カウンセラーが紆余曲折しながら治療を模索する過程がヴィヴィッドに盛り込まれ、「リアルな認知行動療法の実践現場」を知ることができる。CBTの実践家は、どのように工夫し、どのように治療技法を用いているのか。現場で使いこなせる認知行動療法。
目次
第1章 事例1:社会不安障害に対する認知行動療法フルパッケージの適用―回避に対する問題解決法を中心として(事例の概要;導入;事例定式化と技法の実践―アセスメントから技法の選択まで ほか)
第2章 事例2:職場での人間関係ストレスに対する認知行動療法の適用―回数限定でのアセスメント、問題同定、目標設定(事例の概要;導入;アセスメント ほか)
第3章 事例3:夫婦問題を主訴とするクライアントへの認知行動療法の適用―構造化、問題のプロセス分析、家族面接を中心として(事例の概要;導入;アセスメント ほか)