内容説明
「試験管ベビー」の誕生から四半世紀。先端的な生殖医療がもたらす諸問題を俯瞰し、医学・法学・社会学・人類学・ジェンダー研究など、学際的・超領域的な視点から再検討する。
目次
第1部 生殖医療を考える視点(「生殖革命」の進展;生殖医療に対する法的対応;ジェンダーフレイムから見た新生殖技術;生殖の家族からの分離 ほか)
第2部 生殖医療への取り組み(生殖補助医療に関する議論から見る「日本」;イタリアの生殖医療の法制化にみる「生‐権力」;軍事技術としての生殖―イスラエルにおける妊娠と出産のレトリック;韓国における生殖技術への対応 ほか)
著者等紹介
上杉富之[ウエスギトミユキ]
1956年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(社会人類学)。成城大学文芸学部・大学院文学研究科教授。社会人類学専攻
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