内容説明
身体のリアリティを追いかける。マジメでなければならなかった近代以降の身体は、遊びを取り入れることによって、あいまいさのなか絶妙なバランスを保とうとしている。身体と遊びとがまじりあうポップな日常をユニークな視点で読み解く。
目次
1 遊びから身体へ(テレビゲームの身体性―サイバースペースにおける遊びとは何か;ピアノ演奏のパラドックスと「ヂベタ座り」―身体の偏在性へのアプローチ;ボディ・ポリティクスの磁場―身体と遊びの記憶の共同体;遊びのリライト―意志のオブセッションと両義性 ほか)
2 身体から遊びへ(絵に現れた体育という経験;スポーツという隠喩;スポーツマンガの八〇年代;高校野球と奇蹟―至高性へのアプローチ ほか)
著者等紹介
松田恵示[マツダケイジ]
1962年和歌山県生まれ。1987年大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在岡山大学教育学部助教授。専攻は、スポーツ社会学、教育社会学、体育教育研究。著書に『スポーツ文化と教育』(共編著)学術図書出版社、1997年。『体育科教育の理論と実践』(分担執筆)現代教育社、1997年。『身体教育のアスペクト』(分担執筆)道和書院、1998年。『スポーツ文化を学ぶ人のために』(分担執筆)世界思想社、1999年。『スポーツで読むアジア』(分担執筆)世界思想社、2000年ほか。訳書に『カレッジスポーツの誕生』(共訳)玉川大学出版部、2001年
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