出版社内容情報
視覚文化史の観点から美術作品を《注文―生産―流通―消費》というコミュニケーション過程の中で捉えたハンドブック。
内容説明
美術作品を“注文‐生産‐流通‐消費”というコミュニケーション過程の中で捉える。古代から近代までの「美術」にかかわる対象、人物、制度=施設、場所、出来事、画論、日記等を網羅した事典形式のハンドブック。
目次
美術の主題―“対象”とジャンル
美術の注文―“発注者”の周辺
美術の生産(“制作者”と制度;“制作”の理論)
美術の流通―“仲介者”と価値
美術の消費(場所と“受容者”;出来事と“受容”)
美術の対話―“作品”の交流
美術の記録―日記と史料
著者等紹介
岸文和[キシフミカズ]
1950年生まれ。京都大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、同志社大学文学部教授(芸術学、近世の視覚文化)
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感想・レビュー
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i-miya
35
2011.09.12 (索引) 主題/ジャンル/作品別。人名/流派別。事項/書名別。(図版出典一覧) (はじめに) 様式、流れは「美術史」に出てるが、難しい。ささいな好奇心、何気ない疑問に答えてくれない「日本美術史」の本。仏像との出会い方、《作品》という視覚的特徴は何か、という観点に時代、地域、制作者とどう関係しているかは教えてくれる。発願した人の願い、制作者の思い、見る人、礼拝する人の祈りという《ことがら》をみえにくくしている。2011/09/12
陽香
1
200103102012/05/26
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- 和書
- 韓非子 中国の古典 9