内容説明
「異なるもの」との交流を軸に、閉じられた体系を打ち破り、異文化間コミュニケーションの足場を築く、レヴィ=ストロースの構造主義人類学―その切れ味を鍛え直す
目次
第1章 野生の思考―禁止と分類(穢れという観念;タブーと象徴的動物)
第2章 贈与の霊―交換と禁止(ゼロ・タイプの制度と互酬性;交換の四角形)
第3章 国家に抗する社会―首長制と王権(はみ出し者の首長と王;王権の二重性)
第4章 神話論理学―構造と変換(神話の構造;神話と変換)
第5章 人種と歴史―構造と翻訳(血の共同体の幻想;翻訳としての構造)