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内容説明
うららかな秋の午後、のどかな田舎町で悲劇が起こった。１６歳のレベッカが、運転免許を取るための路上教習中に女性を轢いてしまったのだ。同乗していた教官はなにも飲んでいないはずなのに意識混濁状態、しかも被害者は教官の妻だった！不幸な偶然が重なった事故だったのか、故意の殺人か、それとも他殺に見せかけた自殺だったのか…。ベテラン女性刑事ケイティが丹念に謎を解き明かしてゆく。ミステリー界の目利きオットー・ペンズラーが選んだ名手エド・マクベインの傑作ノヴェラ。
著者等紹介
マクベイン，エド［マクベイン，エド］［ＭｃＢａｉｎ，Ｅｄ］
１９２６年ニューヨーク生まれ。ハンター・カレッジ卒。本名エヴァン・ハンター名義で出版された『暴力教室』（早川書房）をはじめ、リチャード・マーステン、ハント・コリンズ、カート・キャノン等のペンネームを駆使して、精力的に作品を発表しつづける。特にエド・マクベイン名義の「８７分署シリーズ」や「ホープ弁護士シリーズ」（ともに早川書房）は読者の高い支持を受けている。１９８６年にはアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞、１９９８年にはアメリカ人としては初めて英国推理作家協会賞カルティエ・ダイアモンド・ダガー賞を受賞した。現在はコネティカット在住
永井淳［ナガイジュン］
１９３５年秋田県生まれ。埼玉大学文理学部英文科卒。出版社勤務を経て英米文学翻訳家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人００９
114
傑作警察小説87分署シリーズで一世を風靡したエド・マクベイン氏の気軽な気持ちでサクッと読める女刑事ジャンルの中編小説です。古い本を再読しますと今は消費税が上がったばかりなのでどうしても値段が気になりますね。２００２年刊１５２頁５２５円はまずまずでしょうか。翻訳小説ですから若干割高にはなりますね。さて、本書の内容は著者には珍しく女刑事ケイティを中心にした女性心理を描く小説ですね。仮免で運転中の女子高生が横に座る教官の妻を路上で轢き殺してしまい責任は男性教官に！真相は単純ながらか弱そうで実は女性は怖いですね。2019/11/02
うたかたの日々
26
短い話ですが、さすがマクベインしっかりスッキリ終わらせてくれます。なんとなく最初から予想のつくお話でしたが軽い感じで読みきれて楽しめました。2018/06/03
ヨリ
2
Driving lesson,2000 短編。結局、犯罪ってこういう単純なところから生まれてくるんだろうなー。この軽めの恋愛がらみ？ミステリーを70歳代で書いてる作者はすごい・・・2010/07/19
しょ～や
2
なんかあるだろうと思ったけどなあるほどこういうことかって感じ。最後が少しあっけなかったけど、これはこれでさくっと読めていいんじゃないかとも思う2011/04/05
みい⇔みさまる＠この世の悪であれ
1
☆×3.0…これは評価をつけるには正直微妙…推理小説好きの人はおそらく-0.5～1.0がつきそうです。なぜそうなるかといいますと、必然的にトリックがわからなくても犯人だけは絞られてしまうからです。ネタバレになってしまうと申し訳ないのでここでは明記は避けますが。コアな推理小説ファンには向かない作品。2010/05/15
