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内容説明
おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスが根城のケチな私立探偵だ。つまらない仕事のかたわら、謎の死を瑞げた相棒アーニーの死因を探っている。そんなおれを“評議会”がけむたがっているのは承知の上だ。ところでおれは、人間じゃない。人間の皮をかぶり、人間にまぎれて暮らしているヴェロキラプトル―恐竜だ。ああ、それにしても昔はよかった…。世界中で熱狂の渦を巻き起こした恐竜ハードボイルド。
著者等紹介
ガルシア,エリック[ガルシア,エリック][Garcia,Eric]
マイアミ出身。コーネル大学と南カリフォルニア大学で小説創作と映画学を専攻後、26歳のときに本作で作家デビュー。現在、妻サブリナとともにロサンジェルス在住
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
15
忙しくて、毎日少しずつしか読めなかったのが残念過ぎる。失踪感あふれるハードボイルド。ハードボイルド?うん、多分ハードボイルド。主人公は人間ではなく、恐竜なの。というか、結構な数の恐竜が人間にまぎれて暮らしているという世界。でまあ、普通のハードボイルドのように、単身調査に乗りだし、不可解な点を追求しようとするたびに、情報を持つ人たち(恐竜)が殺されていく。いやもう、残り100ページくらいからはピンチに次ぐピンチ。どんでん返しに次ぐどんでん返し。なのに最後は切ない余韻まであってさ。いやー、面白かったわ。2024/01/26
フク
14
#読了 人間の皮を被った恐竜による探偵小説。何を言ってるのかわからねーと思うが、読み進めるうちに慣れた。 トンデモ設定だがしっかりハードボイルドでよい。恐竜である分アクションシーンが派手なのも楽しい。 図書館2023/07/03
kochi
12
あなたの隣人は、恐竜! かも知れない…2010/09/30
Ai
9
恐竜たちが人の皮(文字通り)をかぶって、密かに人間界で暮らしている世界。馬鹿馬鹿しいくらいにぶっ飛んでいるが、これ設定がのちのち謎解きに効いてくるので侮れない。ヴェロキラプトルの主人公は、意外と強いです。2019/03/18
けいちゃっぷ
9
恐竜が主人公。しかも、ヒトの着ぐるみ着て人間社会で堂々と(?)暮らしてるんだぜ。内容は至極真っ当なハードボイルド。ラストは希望なのか、混沌としたカオスの始まりなのか。516ページ2010/03/29
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