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内容説明
原爆炸裂の瞬間、大火傷を負ったヒロシマの少年の“奇跡的”な回復と、その後の歩み。無惨にも命を奪われた十数万の人々の鎮魂と、核廃絶・世界平和のために、神父となったあの少年は今日も祈りつづける。
目次
第1章 『軍都広島』と幼少時代
第2章 戦争の嵐
第3章 敗色濃厚の日々
第4章 原子爆弾の惨禍
第5章 死臭の街
第6章 生死の境をさまよった原爆症との闘い
第7章 ネーベル神父さまとの出会いと奇跡的な回復
第8章 司祭への道
第9章 原子野でともに生きた思い出の人々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
19
長谷川神父様の自叙伝。原爆が起きたときのこと、その後の両親のご苦労など、詳しく書かれています。闘病生活の描写が生々しく、原爆の恐ろしさが伝わってきました。洗礼後の回復は、ほんと奇跡としか言えません。何か役目があるから、長谷川神父様は生かされたんでしょうね。御存命中に説教を聞いてみたかったです。高学年くらいから。2017/06/19
peace land
1
ルポではなく、14歳の本人の実体験が書かれているので、胸に迫るものがあった。原爆の資料としてもっと読まれたら良いのに、回復が奇跡のようだから、一般の資料として受け入れられないのだろうか。とても残念。2018/10/06