出版社内容情報
なぜ、その土地の人びとは、その食べ方を選んできたのか。
そして、その選択は、体になにをもたらしてきたのか。
東京大学名誉教授・栄養疫学者の佐々木敏が、アジア12の国と地域を歩きながら、地元メシの向こう側にある「民族の健康戦略」を読みといていく。
ラオスではたんぱく質不足と寄生虫の問題を追い、
カンボジアでは、鉄欠乏と「鉄の魚」の取り組みに目を向ける。
韓国では食塩と胃がんの関係をたどり、
ミクロネシアでは、伝統食の変化がもたらした肥満の現実を見つめる。
市場や屋台をめぐるリアルな旅と、研究論文に基づくバーチャルな旅。その二つを行き来しながら、著者は食と病の関係を立体的に描き出す。
健康情報があふれる時代だからこそ、流行や極端な食事法ではなく、土地に根づいた「日常の食」から健康を考える視点が求められている。
旅の記録であり、食文化の探究であり、同時に教養としての健康書でもある本書は、
そうした重なりのなかから、食と健康の関係を静かに見つめ直していく。
■ ラオス(中南部)
たんぱく質とタイ肝吸虫とタイワンオオコオロギ
■ インドネシア(バリ島)
テンペとウォレス線と花と瞑想の島
■ カンボジア(シェムリアップ)
トンレサップ湖の鉄の魚は幸せを運ぶか?
■ インドネシア(ジャワ島)/ミャンマー(バガン)
仏教遺跡とパーム油と必須脂肪酸
■ タイ(東イサーン北部)
カオニャオとソムタムと尿路結石
■ モンゴル
青空とくる病と白いきのこ
■ マレーシア(マラッカとペナン)
3つの民族と4つの民族料理
■ ベトナム(南部と中部)
しなやかな民と葉野菜のざる盛り
■ フィリピン(ルソン島北部)
天空の棚田と糖尿病の未来予測
■ 韓国(全州とソウル)
胃がんと食の文化遺産の行方
■ 台湾(台南と台中)
美食の島で素食を考える
■ ミクロネシア(ポンペイ島)
肥満で沈むか南洋の楽園
【目次】
内容説明
アジア12か国の日常食と”民族の健康戦略”を読みとく旅。土地の暮らしの中に身を置き、地元メシの向こう側にある”健康の物語”を拾い集めた。
目次
第1章 生きるための食を旅する(ラオス(中南部)たんぱく質とタイ肝吸虫とタイワンオオコオロギ
インドネシア(バリ島)テンペとウォレス線と花と瞑想の島
カンボジア(シェムリアップ)トンレサップ湖の鉄の魚は幸せを運ぶか?
インドネシア(ジャワ島)とミャンマー(バガン)仏教遺跡とパーム油と必須脂肪酸
タイ(東北部)カオニャオとソムタムと尿路結石
モンゴル 青空とくる病と白いきのこ)
第2章 現代の病と食を旅する(マレーシア(マラッカとペナン)3つの民族と4つの民族料理
ベトナム(南部と中部)しなやかな民と葉野菜のざる盛り
フィリピン(ルソン島北部)天空の棚田と糖尿病の未来予測
韓国(全州とソウル)胃がんと食の文化遺産の行方
台湾(台南と台中)美食の島で素食を考える
ミクロネシア(ポンペイ島)肥満で沈むか南洋の楽園)
著者等紹介
佐々木敏[ササキサトシ]
栄養疫学者・東京大学名誉教授。京都大学工学部、大阪大学医学部卒業。大阪大学・ルーベンカトリック大学両大学院博士課程修了。医師、医学博士。東京大学医学部において、日本の食事調査および疫学研究の基盤を築いた第一人者。女子栄養大学客員教授も務める。趣味は国内外の市場めぐりと食べ歩き。これまでに約50か国を訪問。各地の食文化に精通し、栄養疫学の視点から、人の食行動と世界の食文化に目を向けながら、「根拠に基づく食と健康情報」をわかりやすく伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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