内容説明
明治から今日までの歴史を跡づけ、日中戦争期の上海、満州合作社運動の影響と人脈、企業組合による反税闘争の影響、労働者協同組合法案批判、労働資本の具体化へ。
目次
序 ワーカーズ・コレクティヴとは?
1 戦前の生産組合運動(明治産業革命期の生産組合;大正、昭和初期の労働者生産組合;労務出資生産組合―「測機舎」の実験と成功)
2 戦後の生産協同組合運動(戦後復興期の生産合作社運動;企業組合制度の誕生と受難;企業組合の広がり)
3 ワーカーズ・コレクティヴの可能性(ワーコレ法、労働者協同組合法案の問題点―企業組合との重複と協同労働理念の喪失;ワーカーズ・コレクティヴの可能性)
著者等紹介
樋口兼次[ヒグチケンジ]
1943年東京都品川区生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。調査機関勤務の後拓殖大学教授を経て、白鴎大学教授、経営学部長、(社)中小企業研究所所長歴任、現在白鴎大学名誉教授、2013年からサイモン・クズネッツ記念ハリコフ国立経済大学訪問研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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