内容説明
和洋、四季のお菓子が織りなす甘美な世界。一年のさまざまな節目において、時に主役を演じ、はたまた脇役に徹するお菓子。その知られざる由来、エピソード、文化を季節ごとに綴った至福のエッセイ。
目次
1月(お年賀のお菓子;花びら餅―新年の寿ぎ ほか)
2月(椿餅―如月の逸品;聖燭祭とクレープ ほか)
3月(ひなまつりとひな菓子―弥生の雅び;ホワイトデーとお返しのお菓子 ほか)
4月(人生の節目の菓子折;ポワソン・ダブリール―甘い魚たち ほか)
5月(ミュゲ―すずらん祭りのお菓子;マイケーファ―ドイツの初夏のお菓子 ほか)
6月(紫陽花―水無月の彩り;ウェデングケーキと引き菓子 ほか)
7月(お中元の主役はお菓子;水羊羹―真夏の銘菓 ほか)
8月(帰省と土産菓子;ゼリー―口溶けが命 ほか)
9月(サン・ミッシェル―お菓子の神様;菊最中と重陽の節句 ほか)
10月(デパ地下に食欲の秋;パリのゴーフルは焼きたて ほか)
11月(“マロン・ショー”―晩秋のパリ;七五三のスウィーツ ほか)
12月(スウィートポテト―先人の知恵;お汁粉・善哉の名付け親は? ほか)
著者等紹介
吉田菊次郎[ヨシダキクジロウ]
1944年東京生まれ。明治大学商学部卒業後渡欧し、フランス、スイスで製菓修業。その間数々の国際賞を受賞する。帰国後東京渋谷に「ブールミッシュ」開業。現在同社社長の他、製菓、フード業界のさまざまな要職を兼ねる。文筆、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍。俳号は南舟子
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
4
歳時記というだけあって、各季節ないし月ごとのお菓子に関する話と俳句がまとめられている。著者はフランス、スイスで製菓修行を行っているので、西洋菓子の方の叙述により面白いものがあった。待合室に置いてあると楽しめそうな本。2016/01/11
あんこ
1
甘いものが食べたくなってしまった。2010/10/14
マアサ
0
図書館のテーマ別福袋にて。お菓子職人さん(渡仏経験あり)のお菓子にまつわるエッセイ。毎月のお菓子にまつわるイベントについても勉強になりましたー!2015/03/27
しげパレード
0
ガレット・デ・ロワについて色々知りたいなーと思って。沢山の国の沢山のお菓子紹介してる本と思ったら、主に日本とフランスのイベントとお菓子についてエッセイみたいに紹介してる本だった。ちょっと著者の主観出しすぎな気もするけど、季節ごとのお菓子が知れる本。2012/03/18
猫
0
読みやすい言葉で綴られた、和洋なんでもありのお菓子コラム。