内容説明
自死によってかけがえのない人を失うという危機において、人はただ無力に打ちひしがれるだけではない。遺された人は、一変した世界を学びなおし、その人らしいやり方で故人の死を意味づけようとする。大切な方を自死で失った人が、その人らしいやり方でグリーフを経験するための、実践的ワークブック。
目次
第1部 ワーク編(グリーフという旅に出る前に;なんとかやっている自分を称える―世界の学びなおし(1)
喪失を外在化する―自己の学びなおし(1)
儀式―故人との関係の学びなおし(1)
故人との関係性を紡ぎなおす―故人との関係の学びなおし(2)
新たなストーリーを生きるためのコミュニティを創造する―世界の学びなおし(2)
自分の人生を語りなおす―自己の学びなおし(2)
旅の途上で)
第2部 解説編
著者等紹介
川島大輔[カワシマダイスケ]
兵庫県明石市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得後満期退学。博士(教育学、京都大学)。財団法人精神・神経科学振興財団リサーチ・レジデント、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター研究員、北海道教育大学准教授を経て、中京大学心理学部准教授。専門は生涯発達心理学、死生学、自殺予防学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。