老愚者考―現代の神話についての考察

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老愚者考―現代の神話についての考察

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  • サイズ B6判/ページ数 177p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788510586
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C1011

内容説明

老人よ、「何かの役に立つ」という義務感から解放され、衰退や病や死の現実を受けいれ、あるがままに、「老愚者」として生きよう!ユング心理学の泰斗からのメッセージ。

目次

「すべての人々は平等に創られている―われわれはこのことを明白な事実とみなす」
すべての人は平等―ディオニュソス神話
神話はすべての人―個人・家族・民族を導き、しばしば災いを引き起こす
脱神話化―心理学は神話である
革命的なテル、防衛力のあるスイス、お金で買えるスイス、ホモ・オイコノミクス、利益追求、ナルシシズム、その他の神話
一面的で不完全な神話は有害である
ゼウスに許されること、牛に許されず
有害で一面的な神話の例としての進歩神話
健全な神話は、本質的に矛盾を含んでいる
元型は見出され、象徴は生み出される
老年は死、病、衰退を意味する
老人の知恵―腐敗した、とりわけ有害な神話
愚かな老人よ、長生きせよ!
神話的心理学にのみ未来があります

著者等紹介

山中康裕[ヤマナカヤスヒロ]
1941年生まれ。精神科医。現在京都大学名誉教授、京都ヘルメス研究所所長。京大教育学研究科の心理相談室で、治療者として多くの人たちに接し、後進の指導にあたってきた。またカウンセラーとして世界中の川を訪ね歩き、人と川の接触をはかっている

李敏子[リミンジャ]
1959年大阪府に生まれる。京都大学薬学部および教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学博士(教育学)。臨床心理士。現在、椙山女学園大学人間関係学部・人間関係学研究科教授

奥田智香子[オクダチカコ]
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程修了。臨床心理士。京都大学医学部附属病院老年内科物忘れ外来技術補佐員を経て、現在、渡辺カウンセリングルーム専任カウンセラー

久保田美法[クボタミホ]
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程修了。現在、三重県総合教育センター臨床心理相談専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

 「老賢者」のイメージは一面的で有害である。私たちを最も恐れさせる老いの現実を直視させるかわりに、逆を強調することで防衛的に不安を緩和しようとしているからである。老いの現実とは「欠損、衰退、病気、痴呆、集合的無意識との接触の喪失、そして最後に死」によって特徴づけられるのであり、老いているからといって、経験が知恵を保証するわけではなく、個性化が進んでいることを意味するものでもない。「老賢者」の一面的なイメージは「老愚者」によって補完されねばならない。「老愚者」は、死の不安に直面し、老いの豊かさを受け入れる。賢明に見えるよう努力する必要も無く、気分しだいで笑ったり泣いたりし、子どものような無思慮で愚かに行動する。しかし「老愚者」には、逆説的に「防衛的な知恵よりもむしろ、ある特別な種類の知恵」、「月並みな円熟した知恵よりもずっと価値のある特別な魂の性質」が見出される。この愚かである「自由」こそが老人に与えられるべきであると、グッゲンビュールは主張している(「訳者あとがき」より)。

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 【関連書籍】
 『 月的生活 』 志賀勝著 (定価1890円 2006)
 『 老いをあざむく 』 R・ゴズデン著 (定価4095円 2003)
 『 世界の箱庭療法 』 山中康裕、ザイフェルト、ブラッドウェイ (定価2310円 2000)

 【新 刊】
 『 人間改造論 生命操作は幸福をもたらすのか? 』 町田宗鳳・島薗進編 (定価1890円 2007.9月)