出版社内容情報
思い込みをくつがえす「サイズ」の科学
「大きさ」について私たちは何を知っているだろうか――。たとえば、人間の身体の大きさで決まってくるものは何か? 極端に大きなものや小さなものはどんな感情を引き起こすか? 全体のサイズと部分のサイズは比例するか? 黄金比は存在するか? 正規分布とは何か? 生物学や経済学、心理学などの知見を駆使して「大きさ」を考える新感覚の教養書。 「人々がスター・ウォーズの新作を待ち望むように、私はシュミルの新作を待つ」とビル・ゲイツに言わしめる現代の "知の巨人" によるこの一冊を読めば、この世界を違った見方で捉えられるようになる!
内容説明
私たちの日々の暮らしは、無意識のうちにかなりの程度「サイズ」に規定されている―。人間社会はなぜこれほど大きくなったのか?極端に大きなものや小さなものに接したときどのように感じるのか?黄金比は実在するのか?現代の知の巨人バーツラフ・シュミルが、生物学、経済学、心理学、統計学の知見を駆使し、学際的なアプローチで「サイズ」の謎に迫る新感覚の教養書!
目次
第1章 万物の尺度としてのサイズ
第2章 錯覚はなぜ起こるのか
第3章 黄金比は実在するか?
第4章 サイズの実用的なデザイン
第5章 スケーリングをめぐる思い込み
第6章 代謝スケーリング
第7章 平均値とサイズの分布
第8章 左右非対称の支配
第9章 おわりに―エレクトロニクス時代に向けて
著者等紹介
シュミル,バーツラフ[シュミル,バーツラフ] [Smil,Vaclav]
カナダのマニトバ大学特別栄誉教授。エネルギー、環境変化、人口変動、食料生産、栄養、技術革新、リスクアセスメント、公共政策の分野で学際的研究に従事。研究テーマに関する著作は40冊以上、論文は500本を超える。カナダ王立協会(科学・芸術アカデミー)フェロー。2000年、米国科学振興協会より「科学技術の一般への普及」貢献賞を受賞。2010年、『フォーリン・ポリシー』誌により「世界の思想家トップ100」の1人に選出。2013年、カナダ勲章を受勲。2015年、そのエネルギー研究に対してOPEC研究賞が授与される。米国やEUの数多くの研究所および国際機関で顧問を務める。日本政府主導で技術イノベーションによる気候変動対策を協議する「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)」運営委員会メンバー
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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