出版社内容情報
●新曜社の関連書籍
『 哲学と子ども 』 G・B・マシューズ著 (定価1995円 1997)
『 子ども観の社会史 』 北本正章著 (定価2520円 1993)
内容説明
映画・小説・マンガ・演劇に現われた親を捨てる子どもたち。孤児・迷子・自閉症児・ストリート・チルドレンなどをとおして、死・宇宙・神を感受する“反教育的”子ども論。
目次
序章 捨てられた子どもたちの行方
恐怖する子どもたち(子どもたちの悲しい顔;そして子どもはいなくなった;「なにをやってもへまばかり」のジャックの熊さん;世界の終りを見た自閉少年;「こわいよ、ぼく…どこへ行けばいいの?」 ほか)
子どもはミステリアス(CMは子どもをどう描いてきたか;子どもが見れば戦争もファンタジー;遊園地のような雰囲気のなかの「疲れている子ども」たち;ジョバンニは宇宙を見上げた;「輝かない」SF;夏休みの学校で出会った幽霊たち;映画のなかの子どもたち;絵本・イメージの小国)
立ちすくむ少女たち(現実少女から、非現実少女へ!;永遠の少女、オリアナ;植物の感受性;多感な少女たち;変体少女文字の世界 ほか)
詩を書く少年たち(“言葉少年”の敗北;松本隆のメルヘン・ランド;「風」と「街」の詩人;少年と東京タワー;「書斎」のファンタジスト ほか)