内容説明
大正期の唯一最大のプロレタリア・ジャーナリズムであった進め社と雑誌「進め」は、主宰者、福田狂二が昭和になって国家社会主義・日本精神主義へと歩んだため、日本現代史から抹殺された。大正期に社会主義陣営内部から初めての共産党批判を展開するなど、日本社会主義の揺藍期の空白を進め社の社員だった著者が埋める。
目次
はじめに―福田狂二と「進め社」の時代
社会主義宣伝情報誌『進め』の創刊
社会主義伝導とロシア行き
社会運動討伐同盟
大逆事件の黒い影
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- 和書
- 明日はもっといい日になる