内容説明
ルーマン本人による、徹底的解説。ビーレフェルト大学において1991/92年冬学期に開講された「システム理論入門」と題する講義(全14回)の全訳。初学者を対象に入門的性格を重視して解説に徹した講義は、完成された体系として受け取ってきたシステム理論の成り立ちとその意義を明らかにする。
目次
1 社会学とシステム理論
2 一般システム理論
3 時間
4 意味
5 心的システムと社会システム
6 自己観察する作動としてのコミュニケーション
7 二重の偶発性、構造、コンフリクト
著者等紹介
ルーマン,ニクラス[ルーマン,ニクラス][Luhmann,Niklas]
1927‐1998。20世紀を代表する社会学者の一人。もっとも重要な功績は、新たなシステム理論を社会学理論に結びつけ、一つの社会理論を発展させたことにある。フライブルク大学で法律を学んだ後、ニーダーザクセン州の行政官として勤務。タルコット・パーソンズの社会学に徹底的に取り組むためハーバード大学へ留学。その後、ミュンスター大学で博士号、教授資格を1年で取得。1969年、新設されたビーレフェルト大学に教授として就任。1993年に定年退官
ベッカー,ディルク[ベッカー,ディルク][Baecker,Dirk]
ヴィッテン/ヘアデッケ大学社会学講座担当教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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