内容説明
縄文から現代まで連綿と人びとの暮らしが営まれてきた平出の地。戦後まもなく研究者や村民によってはじめられた平出遺跡の総合学術調査は、縄文・古墳・平安の大集落がこの地に眠っていることを明らかにした。その調査からわかってきた人びとの生活ぶりを描く。
目次
第1章 発掘への道のり(泉の賜物と桔梗ヶ原;情熱の人・丸山通人;平出の原か、原の平出か ほか)
第2章 発掘と保存にかけた人びと(戦後の虚脱から立ち上がった村民;第一次調査;第二次調査 ほか)
第3章 環境の中での集落景観の復元(平出でわかった縄文の暮らし;平出縄文ムラの景観;平出でわかった古代の暮らし ほか)
第4章 平出の明日
著者等紹介
小林康男[コバヤシヤスオ]
1949年生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。現在、塩尻市平出博物館長として、博物館の運営、平出遺跡の調査・整備に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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もるーのれ
3
長野県塩尻市の平出遺跡の概説書。縄文時代中・後期、古墳時代、古代と、居住域の移動や断絶はあるものの、長きに亘る生活の痕跡がみられる。戦後間もなくから調査・研究が続いており、学史的にも貴重。2025/10/04
陸
0
平出博物館で購入。博物館が楽しかったので読んだけど、時間が無くて行けなかった平出遺跡の復元住居も行ってきたらよかった。残念。本は発掘された遺物と、縄文から続く村の歴史、関わった人たちでどれも興味深い。特に人たちの情熱が魅力的。縄文多めの博物館が楽しかったので、また訪れた時に遺跡も眺めてこよう。2020/01/16
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