内容説明
深刻化する環境問題の解決に向けて、私たちは自然環境との間に新たな倫理的関係を取り結ぶことが可能だろうか。日独の気鋭な論者がそれぞれの専門領域から実践的な環境思想の地平を切り開く。
目次
プロローグ 海のはなし・森のはなし
第1章 人間と自然の倫理
第2章 現代ドイツにおける環境哲学
第3章 現代ドイツにおける環境政策
第4章 環境思想としての仏教的自然観の二面性
第5章 “風土のエチカ”のために―「環境」問題とオキナワ
第6章 日本における環境問題の特質
エピローグ 環境社会主義のマニフェスト
著者等紹介
笠松幸一[カサマツコウイチ]
1947年生まれ、日本大学文理学部哲学科教授(哲学)
シュプレンガルト,カール・アントン[シュプレンガルト,カールアントン][Sprengard,Karl Anton]
1933年生まれ、マインツ大学(ヨハネス・グーテンベルク大学)哲学科名誉教授(哲学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。